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Ralph Fiennes

原作が同じ映画を観比べたり、異なる翻訳で読み比べたりするのが
好きです。例えば、『郵便配達は二度ベルを鳴らす』。日中、Amazon
プライムで、静野孔文、瀬下寛之・監督『ルパン三世VSキャッツ・アイ』
(2023)や、能登秀美・監督『カテキョのセンセ。』(2017)を観ていました。
日が暮れる頃から、DVDで黒沢清・監督の『地獄の警備員』(1993)を
鑑賞。常夜鍋を突つきながら、Brett Ratner 監督の『RED DRAGON』
(2002)を続けて観るのでした。原作はトマス・ハリス。ハンニバル・レクター
博士シリーズの小説としては1作目、Anthony Hopkins の登場する映画
シリーズとしては(時系列が前後して)3作目。さらに、小説『レッド・ドラゴン』
の映画版としては2作目……この前、『MANHUNTER』(1986)を観た
ばかりでしたから。正直、レクター博士はストーリー上、ちょい役なのです。
それが、『羊たちの沈黙』が大ヒットしたものだから、映画も(リメイクしてまで)
三部作とせざるを得なかったのでしょう。『刑事グラハム/凍りついた欲望』と
大幅に違う点を言えば、冒頭でFBI捜査官、ウィル・グレアムがレクター博士を
逮捕する場面と、ラストでレクター博士をクラリスが訪ねてくる直前の場面。
そうまでして、レクター博士をもり立てたい気持ちはわからないでもないけど、
グレアム(Edward Norton)と、フランシス・ダラハイド(Ralph Fiennes)が
主役でしょ。他キャストも、Harvey Keitel、Emily Watson、Philip Seimour
Hoffman……と豪華極まりなし。しかし、“祭りの後”感が漂っているようで、
どきどきしないのよね。 『レクター博士の沈黙』も悪くなかったよね、と呟きたく
なります。レイフ・ファインズは近年、ダニエル・クレイグ版 007 の後任・M役が
印象的ですが、ぼく的には(世間的な評価は知らず)、ユマ・サーマンと組んで
ショーン・コネリーと闘う 『the avengers』(1998)や、ジョン・ル・カレ原作の
『ナイロビの蜂
(THE CONSTANT GARDENER)(2005)が好物で、お薦め。
いや、マーベルじゃない方の『アベンジャーズ』、面白いんだけどなぁ(念押し)。
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テーマ : 洋画
ジャンル : 映画

tag : 映画小説

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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