華光菩薩倚像

落語を聴いたばかりでしたけれども……隠元隆琦禅師に
よる「萬福寺」開創が寛文元年(1661)ですから、歴史は
浅いように見えますが、中国明朝様式の伽藍配置等、
エキゾチックな佇まいの中、素晴らしい仏像が多々あり、
ボランティア・ガイドも気さくで、オープンな雰囲気の良い
お寺です。天王殿の「弥勒菩薩坐像」、「韋駄天立像」、
四天王立像、大雄宝殿の「釈迦如来坐像」と脇侍、十八
羅漢像、祖師堂の「達磨大師坐像」等、いずれもカメラ
撮影を咎められず、大らかと言いますか、有り難い限り。
左画像は伽藍堂の本尊、范道生・作 「華光菩薩倚像」
(像高163.5cm)でして、向かって右側に弁財天坐像、
左側に三面大黒天立像が見えましたが、気になるのは
華光菩薩の前にいる 赤ら顔の髭男。閻魔大王かしら?
舐めてかかっていると、実は、関帝像だったりするから。
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