あだしが原

での「4月文楽公演」(第170回)第3部を
鑑賞にお出掛け。文楽協会創立60周年記念
もありますが、近松門左衛門(1653~1724)
300回忌の記念公演ともなります。しかし、
日中は「北区ぶらぶら 2023」第1回の下見等
(後述)もあって、若干ふらふらの状態。たこ
焼き「えびす」日本橋店に駆け込み、腹拵えの
後、「曽根崎心中」生玉社前の段/天満屋の
段/天神森の段に臨みました。天満屋での豊竹呂勢太夫の美声に聴き惚れ、目を
休ませるために、人形を観るのは要所要所にしようと計算していたらば、ついつい、
意識が飛んでしまっている瞬間があったように思います。勿体ないとは考えず、ただ
リラックス。天満屋お初を遣う桐竹勘十郎に対して、手代徳兵衛は吉田玉助でした。
油屋九平治からの侮辱だの、悪口だの、全く記憶に無くて、お初・徳兵衛の滅び行く
姿だけに見入っていました……「一足づつに消えて行く、夢の夢こそ哀れなれ 」。
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