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★ 2023年5月に読んだ本 ★

大崎善生『聖の青春』(角川文庫)……“東の羽生善治”に対して、“西の村山”と称された
 棋士、村山聖(1969~1998)を描いた作品。大阪市福島区の街歩きに当たっては、
 ネタとして使えます。個人的には、団鬼六小池重明も読み返したくなりました。
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 8』(デアゴスティーニ・
 ジャパン)……「HORACE SILVER」です。毎月2冊くらいのペースで自宅配送。
鹿児島のむかし話研究会編『鹿児島のむかし話』(日本標準)
 ……小学生時に読まされながらも、「あにょどんのデコンじる」だけを何故か偏愛。
ミヒャエル・エンデ『モモ』(岩波少年文庫)……5月の「二人の読書会」のテクストでした。
坂口安吾『明治開化 安吾捕物帳』(富士見書房)
……「舞踏会殺人事件」、「ああ無情」、「万引一家」、「石の下」、「覆面一家」、
 「ロッテナム美人術」、「乞食男爵」の7編を収録。決め手に欠けるなあ。全20話のよう
 ですが、慌てなくてもよいか。勝海舟の起用法は、もう少し、どうにかならないかな? 
北崎豊二『幕末維新の大阪』(松籟社) ……良くも悪くも、教科書的。地租改正の辺りに
 来るとしんどくなるので、どうわかりやすく噛み砕いたらよいか、思いあぐねるところ。
『展示の見所2 浪花まちめぐり 水都の景観を読む① 「積層ジオラマ」編』
 (大阪歴史博物館)……昔、「大阪歴史博物館」で入手するも、放置していた小冊子
 でして、まとめての通読。同館展示の解説なので、次 行った時に役立つことでしょう。
『展示の見所5 浪花まちめぐり 水都の景観を読む② 「壁面グラフィック」編』
 (大阪歴史博物館)……予防接種の帰途、次の「蔵屋敷」と併せて購入した物ですが、
 以前に購入していた物とダブってしまいました。誰かにプレゼントすることにしますよ。
『展示の見所14 浪花まちめぐり 蔵屋敷』(大阪歴史博物館)
『展示の見所11 浪花まちめぐり 水都の景観を読む③ 「グラフィック展示・橋梁」編』
 (大阪歴史博物館)……「橋梁」編と銘打つほど、“”に特化している程のこともなく。
『展示の見所6 「大大阪」の街角 郊外住宅のくらし』(大阪歴史博物館)
『展示の見所15 「大大阪」の街角 御堂筋と地下鉄』(大阪歴史博物館)
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

時かけ

3月下旬頃に携帯電話を替えたことから(同一機種)、
電話帳のデータが飛んでいるため、電話口に出て
よいのかどうか、わからない着信履歴に脅されたり
します。老父に電話を入れてみれば、高校時代の
旧友から電話が入っていたそうで、ぼくからは連絡
しようがないし、今頃、何なんだろう? ぼんやりと
した不安しかないのよね。昨夜は大林宣彦(1938
~2020)監督の『時をかける少女』(1983)を鑑賞。
最初からアナクロニズムを狙っているので、劣化は
最小限。原田知世が演じたような女子高生は現代も
いないし、当時も存在しておらず……対照作品として
TV作品「月曜ドラマランド」の同名作(1985)も観て
います。主演は南野陽子。本田博太郎が懐かしい。

テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 映画小説

プロアマ談義

週末土曜日に実施される「大阪SGGクラブ」まち歩きの
下見に参加しました。10時に「紀伊國屋書店」前を出発
して、正午に「グランフロント大阪」南館で解散するコース。
Nさんの案内でしたから、満遍なく笑かしていただきます。
「新梅田食道街」に移動し、「しおや本店の2階で昼食?!
プロとアマチュアの違いは何? と意見の微妙な相違が
興味深く、対価(報酬)が発生すれば「プロ」と言うのですが、
パートやアルバイトに対して「プロ」は躊躇するなあ。職業の
一形態ではありますけれど、それで“喰える”、生計の資と
ならなれければ、プロフェッショナルでないというのが実感。
例えば、同人誌を売っていくばくかの代価を得ても、それで
食べてはいけません。だから、「同人作家」と自嘲気味に
呟き、日々の仕事に勤しむしかない訳。正業からリタイアし、
自分の好きなことをプライドをもって実践できていれば、プロ
だろうが、アマチュアだろうが、悠々自適に達観できますし、
プロを超えたアマチュア気分を堪能できるのかもしれません
が、日々の生活に追われるぼくには苦味が残る……午睡を
取った後、相方と「双月」(大阪市北区天神橋3-9−9)に
入り、お好み焼きを摘まみながら、「箕面ビール」を呑み。

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テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき呑む

清水谷橋

“日本遺産のある町”――奈良県高市郡高取町を2023_05_23_清水谷橋
流れる吉備川(だと思われるのですが、標記の
橋の親柱には「壺阪川」と書かれていました)に
架かっていたのが「清水谷橋」(右画像)です。
県道119号(飛鳥清水谷線)を下りてきまして、
清水谷交差点で国道169号と合流。169号を
南下して行くと、吉備川(壺阪川?!)を渡る個所が
在り、さりげなく架橋されていました。川縁には、
ハーブ類や薬草が自生しているような趣があり、
思わず足を止めてしまいましたが、しばらく北へ進むと、「新生薬品工業」高取工場が
左手に現れ、栽培していた薬用植物が周辺で野生化しているのではないか?と妄想。
さて、吉備川は曽我川の一支流であり、曽我川は大和川中流部の支流でありました。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

鷹鞭橋

一昨日(26日)、中之島の「越中橋」を渡った先、2023_05_23_鷹鞭橋
南詰の東袂に 大ぶりの白い花を咲かせている
タイサンボク(泰山木――牧野富太郎博士は
大盞木」説を唱えています)を目にし、先週、
壺阪山で見たウツギの花に連想が飛びます。
貴方と一緒に目に留めた花、一緒に歩いた道、
一緒に渡った橋……いつまで貴方は覚えていて
くれるかしら。歩いて渡った橋でなく、通り過ぎた
だけで終わりましたが、右画像は奈良県高市郡
高取町の吉備川に架かる「鷹鞭橋」です。往古、“鷹鞭(たかむち)” と呼ばれていた
地名が “鷹鳥” ⇒ “高取” と変化したといいます。県道119号(飛鳥清水谷線)を
北西に下りていく途中、北方に架かっていました。渡らなかった橋までも記憶に留め。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 樹木

蔵屋敷跡

5月27日(土)、半ドンで上がれるようなシフトを
組んでいました。Osaka Metro・御堂筋線で、
なんばへ移動します。「OCAT(大阪シティエア
ターミナル)」4Fの「SHANKH」でランチを取って、
13時30分から、3Fの「難波市民学習センター」で
古地図で愉しむ大阪 ~蔵屋敷は大阪に
何を残したか~
」を受講。講師は「大阪あそ歩
公認ガイドの酒井裕一氏。“まち歩きのススメ”の
一環とあって、古地図の世界に深く踏み込む一歩
手前のところで終始した感はあります。同氏の
ブログ「今週の今昔館」をよく参照しているせいか、
新ネタも無かったかなあ。逆に、ぼく自身が現在、
どのレベルまで来ているのか、試されている悪寒。
周りはつれない人ばかりに見える この頃でもあり。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 講座地図カレー

接種/健診

10時半に予約を入れていたので、Osaka Metro に乗って、
扇町から谷町四丁目へ向かいます。集団接種会場と異なり、
大々的に周知されておらず、「大阪国際がんセンター」まで
尋ねに行く始末。接種場所の「マサキここちクリニック」は
ホテル「プリムローズ大阪」(大阪府大阪市中央区大手前
3−1−43)の3Fに入っていました。結婚式場と同じフロアか
……6回目となる新型コロナワクチン接種(スパイクバックス
筋注
)を済ませると、東側に位置する「舎密局跡」を訪れ、
大阪歴史博物館」にも足を運んだ後、東梅田へ移動を図り。
       ☆
13時からは、「大阪中央病院」にて健康診断の予約を入れて
いたのです。腹部エコー検査やバリウム(上部消化管造影
検査)で手古摺りましたけれど、14時半頃には終了。左耳で
高音を聴き取りにくくなっているかもしれません。15時過ぎ、
相方と合流し、「西梅田公園」~堂島掘割筋~堂島浜通から
田蓑橋」を渡り、中之島通を西進。「近代製紙業発祥の地
前を過り、「越中橋」を渡りました。旧土佐堀通を東へ進んで、
肥後橋界隈を徘徊。「飛行船スタイル」や「柳々堂書店」で
買い物すれば、17時を回りまして、「京町酒房」で一休み。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : 史跡建築呑む

阿部彦太郎之像

連日、山中や街中を歩き続けていたせいで、顔や前腕が2023_05_25_阿部彦太郎之像
日焼けして、ひりひり痛みます。疲れを隠しての出勤です
が、昼食時間には、堂島エリア【堂島浜】24H自転車専用
駐車場に赴きました。謎の銅像の正体が判明した――と
報告が上がっていましたから(インターネット上においては
4月2日付の個人ブログで、同様の内容を確認済み)。
建設局にメールで問い合わせたり、関係部署と思われる
連絡先に電凸した甲斐があったのかしら? 春先から
銅像の足下に(取って付けたような)説明板が設置されて
いるのでありました。「阿部彦太郎之像」とあります。
初代(1840~1904)相場師 “阿部彦”将軍と、「北浜の
聖人
」と呼ばれた2代目(1879~1965)がおり、2代目の
銅像にしては、昭和10年(1935)の『関西名士写真録』
(国勢協会)
の画像と風貌が異なっているようにも見え、
何とも、歯痒く……まずは、銅像探偵団に連携しました。
(「阿部彦太郎之像」以下の説明文を転記します)
       ☆
 阿部彦太郎(1879-1965)
明治12年滋賀県に生まれ、市立大阪高等商業(大阪市立大)から慶應義塾に学び欧米に渡る。
のち英国に約5年滞在し経済界の実情を視察する。
手堅い現物商いをモットーとした大型優良株に資産を投じ、大株主として役員に名を連ねた。
大阪商船、大阪製麻、日本生命などの取締役を務め、東洋紡績、角一山林の監査役も務めるなど
日本経済の近代化を支援した。
公共事業に対しても熱心な支援者で数々の事業に寄進。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡

下高野街道(3)

朝9時には、近鉄・南大阪線の針中野駅に到着して、
「三菱UFJ銀行」窓口で現金を引き出す腹積もりが、
針中野支店が統合されて、無くなっていましてねえ。
キャッシュ・カードの再発行を怠ったことを悔やみつつ、
阿部野橋(天王寺)まで後戻ると、再び、針中野駅へ
舞い戻り、集合時刻(10時)10分前ぎりぎりに到着。
       ☆
2023_05_24_下高野街道 5月24日(水)、歴史街道ウォーク
 「下高野街道(3)」の始まりです。
 しばらく、駒川沿いに南下。「東八橋」
 ~「百済大橋」~「修徳橋」~「常徳
 橋」を確認しました。「常徳寺」付近で
 東へ折れ、「酒君塚」に登りますよ。
 「隋願地蔵尊」を見て、再び南下。
 昔の街道らしい細い道に入り込み、
 「雲茎(うんきょう)」や「満願地蔵尊」
を経て、左(東)に曲がり、「素盞嗚尊神社鷹合神社)」に至ります。大通り(内環状線
/長居公園通)を横断し、「スシロー」や「マンダイ」を左手に南進。並び立つ「西光寺
と「光西寺」に幻惑されつつ、「賽の神社」で立ち止まりました。祭神は「大将軍社」
(in 大阪天満宮)でも知られる八衢比古神、八衢比売神、来名戸神――道祖神のよう
ですけれども、“”にまつわる伝承も残されており、再調査が必要な物件でしょう。
「光明寺」も過ぎ、「下高野橋」から大和川を渡ります。北詰近くには、阪和貨物線
跡が在りまして、大和川上流に「近鉄大和川橋梁」、下流には「行基大橋」を眺める
ことが出来るのでした。大和川の左岸を流れる今井戸川に架かる「七郷橋」を渡って
(本来は「下七郷橋」を渡りたかった……)、「阿麻美許曽神社」に参拝。御朱印を
頂き、七郷の由来を聴けるなどして、非常に有意義。同社は矢田村の氏神であった
ため、大和川以南ながらも松原市ではなく、飛び地のように大阪市(東住吉区矢田
7丁目6−18)に属しています。神社の東側を下高野街道が走っていた訳で、さらに
南側の参道部分(約600m)も大阪市内となります。クスノキの大木に目が行きがち
ですが、地図を見るだけでも飽きることがありません。その後、「関西出雲久多美
神社」や「安楽寺」を横目に、「天美小学校」近くの道標などを押さえて、近鉄・南大阪
線の河内天美駅前で解散。既に松原市内でしたから、ぼくはマンホール蓋に釘付け。

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テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡建築樹木地図

西国三十三所(06)

2023_05_23_十一面千手観世音菩薩坐像 “西国三十三所観音巡礼”の第六番札所
 「壺阪山 南法華寺」(奈良県高市郡高取町壺阪
 3)です。4年ぶりに再訪となりましたが、アクセス
 手段も胡乱な始末。近鉄・阿部野橋から吉野
 行きの電車に乗るのでしたね。しかし、シーズン
 外れのせいか、便が悪くてねえ。行きは古市、
 橿原神宮前と2度、途中下車しました(復路は
 急行に乗車)。壺阪山駅からのバスも(3月以外)
 1時間に1本あるかないか……下山時は、3時間
近く待たねばならなかったので、1時間ばかりかけて、歩きましたが、考えて見れば、
“巡礼”本来の在り方ではあります。今回 特別拝観につき、本尊(十一面千手観世音
菩薩
)お身拭いも有り。膝を直接布で拭いての参拝です。さらに、三重塔、多宝塔の
初層が開扉されており、秘仏本尊「大日如来像」も拝観できました(三重塔の方は
見逃してしまった模様)。「魔除橋」の形態が変わっていたり、本尊が両腕を包帯で
吊っていたり
、変化は見られましたが、心の中にしっくりと落ち着くお寺になった感じが
します。御朱印を頂き、納札には「優しくなる」と記しましたよ。礼堂では足元にまとわり
付いてくる猫としばし遊び呆け、「壺阪寺天竺渡来大石像巡り」(スタンプ・ラリー)を
楽しみました。バスの便が無くて歩いた以外、特別感の無い西国三十三所観音巡礼
でしたけれども、これはこれで悪くない……今のぼくの気分には打って付けのようで。

テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 仏像

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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