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★ 2023年6月に読んだ本 ★

梅林秀行・監修『重ね地図で愉しむ大阪「高低差」の秘密』(宝島社)……「Amazon」
 マーケットプレイスで注文した際、京都の類書が誤送されてきたので、早速、クレーム。
 期待外れだったのは、内容自体でなく、執筆者のレベルにばらつきが感じられたせい。
鍋島高明『日本相場師列伝』(日本経済新聞社)……“阿部彦”について調べました。
松井宏員『大阪キタと中之島 歴史の現場 読み歩き。』(140B)
桂福車/松井宏員『過労死落語を知っていますか』(新日本出版社)
 ……勝手に縁を感じてしまっている桂福車(1961~2018)に、随分と頁を割かれ。
筒井康隆『時をかける少女』(角川文庫)……表題作の他、「悪夢の真相」、「果てしなき
 多元宇宙」を所収。筒井康隆の作品の中では、正直、大したことない部類。しかし、
 逆に言うと、大林宣彦・監督の映画(1983)がどれだけ優れていたかという証左。
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 9』
 (デアゴスティーニ・ジャパン)
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 10』(同)
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 11』(同)
 ……順に、Bud PowellHank MobleyWayne Shorter の特集。
松浦玲『幕末・京大坂 歴史の旅』(朝日新聞社)
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 ボサ・ノヴァ特別号』
 (デアゴスティーニ・ジャパン)

清水義範『偽史日本伝』(集英社文庫)……防長2州(周防・長門)藩主、毛利敬親
 (たかちか)――別名“そうせい侯”を描いた「どうにでもせい」だけでも、買いでしょう。
山田風太郎『忍法八犬伝』(講談社文庫)
週刊朝日編集部『司馬遼太郎の幕末維新Ⅱ』(朝日新聞出版)
 ……副題に「『世に棲む日日』『峠』『花神』の世界」とあり、いずれ、本編に着手かな。
松浦玲『勝海舟』(中公新書)
松浦玲『勝海舟と西郷隆盛』(岩波新書)……松浦玲の諸作は、ガイド本番前に読み
 終えていたかったと後悔しきり。次はもっと上手く扱いますよ。歴史探偵は挫けず。
黒沼健『奇人怪人物語』(河出文庫)
有吉佐和子『非色』(河出文庫)
有吉佐和子『華岡青洲の妻』(新潮文庫)
サン=テグジュペリ『星の王子さま』(岩波書店)……マイ・クラシックにして、6月の
 「二人の読書会」テクスト。偶然ながら、「星の王子さまの日」に読了したのです。
中川なをみ『天游』(くもん出版)……サブ・タイトルに「蘭学の架け橋となった男」。
 こしだミカ[画]も添えられた創作児童文学ですが、大槻玄沢や橋本宗吉でなく、
 緒方洪庵でもなく、中天游(1783~1835)を主人公に据えたセンスが最高です。
 人間は橋(ニーチェ的な意味ではなく)。まさかの大塩平八郎との邂逅も描かれ、
 心臓がばくばくしました。たぶん、唯の変な人である天游に惚れてしまいます。
ふしぎあん『大阪市内 謎の狸地蔵(仮称)巡り』(さたなき書房)
 ……6年前の「第1回 文学フリマ京都」にて入手した小冊子。着眼点が良し。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

雨の大祓

Thelonious Monk の「’Round Midnight」(1947)を聴いて、
あれ、こんな曲だったっけ? よくわからなくなり、Miles Davis
’Round About Midnight」(1957)を聴き直し、同じ曲なのか。
愕然とした後、『milligun meets monk』(1957)中のジェリー
・マリガンとの共演曲のわかりやすさに、ほっとさせられるという…
Gerry Mulligan のCDをどこに収納したか、見つけられずに
Youtube で聴かざるを得ませんでしたけれども。真夜中過ぎに
飛んできていたメールの内容確認で、朝から各所に電話を入れ、
午後から外出。補修されて手元に帰ってきた「ライオンハート」の
ブレスレットを左腕に装着しています。ちぎれたり、ゴムが緩んだり
して、他のブレスレット(ガネーシャ等)を手に着けていましたところ、
回収していた相方から昨日、手渡されたのでした。アポを入れた
大阪市北区役所を訪ねて、差し替え画像6点やテキスト・データを
保存したDVD-RWを預かり、帰宅すると、肉じゃがを温めて一眠り。
縦横比の異なる画像が混在していることは、しばらく、忘れます。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : 黒い音

星の王子さまの日

6月29日は「星の王子さまの日」でした。
『星の王子さま』を著した Antoine de
Saint-Exupéry
(1900~1944)の誕生日。
特に意識することなく、同書を今月の読書会の
テクストに選び、また、読了した日がちょうど
記念日だったので、何やら、どきりとさせられ。
高校時代の友人が愛読していまして、数年前、
家族構成が変わった時に、自宅の書棚から
消えていた本でもありました。良かれ悪しかれ、
様々な記憶が蘇ってくるマイ・クラシック……。
       ☆
(王子さま)「だれかが、なん百万もの星のどれかに咲いている一輪の花がすきだったら、その人は、そのたくさんの星をながめるだけで、しあわせになれるんだ。そして、〈ぼくのすきな花が、どこかにある〉と思っているんだ」
       ☆
 あの花のいうことなんか、きいてはいけなかったんだよ。人間は、花のいうことなんていいかげんにきいてればいいんだから。花はながめるものだよ。においをかぐものだよ。ぼくの花は、ぼくの星をいいにおいにしてたけど、ぼくは、すこしもたのしくなかった」
       ☆
言語中心主義者からすれば、言葉をちゃんと
聴こうとしない姿勢は、憤懣遣る方ないところで
あるのですけれども……外見だとか、匂いだとか、
即物的な要素に囚われているように思われるかも
しれませんが、言行一致(知行合一)、身体的な
行為を含めた全体的な言葉=人間を受け容れる
と考えればよいように思います。狭い口先だけの
「言葉」に人間を押し込めないようにすることです。
       ☆
 「ぼくは、あの時、なんにもわからなかったんだよ。あの花のいうことなんか、とりあげずに、することで品定めしなけりゃあ、いけなかったんだ。ぼくはあの花のおかげで、いいにおいにつつまれていた。明るい光の中にいた。だから、ぼくは、どんなことになっても、花から逃げたりしちゃいけなかったんだ。ずるそうなふるまいはしているけど、根は、やさしいんだということをくみとらなけりゃいけなかったんだ。花のすることったら、ほんとにとんちんかんなんだから。だけど、ぼくはあんまり小さかったから、あの花を愛するってことが、わからなかったんだ」
       ☆
『星の王子さま』の原題は、『Le Petit Prince』
リトル・プリンス――殿下のことしか、頭に浮かばず、
困ってしまいそうですけれど。また、ぼくの愛読書、
マキアヴェリの『君主論』の英題が 『The Prince』
プリンスは、いろいろと複雑な存在ではありまして。
       ☆
 「あんたたちは美しいけど、ただ咲いてるだけなんだね。あんたたちのためには、死ぬ気になんかなれないよ。そりゃ、ぼくのバラの花も、なんでもなく、そばを通ってゆく人が見たら、あんたたちとおんなじ花だと思うかもしれない。だけど、あの一輪の花が、ぼくには、あんたたちみんなよりも、たいせつなんだ。だって、ぼくが水をかけた花なんだからね。覆いガラスをかけてやったんだからね。ついたてで、風にあたらないようにしてやったんだからね。ケムシを――二つ、三つはチョウになるように殺さずにおいたけど――殺してやった花なんだからね。不平もきいてやったし、じまん話もきいてやったし、だまっているならいるで、時には、どうしたのだろうと、きき耳をたててやった花なんだからね。ぼくのものになった花なんだからね」
       ☆
(キツネ)心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ
       ☆
 「あんたが、あんたのバラの花をとてもたいせつに思ってるのはね、そのバラのために、ひまつぶししたからだよ」
       ☆
「めんどうみたあいてには、いつまでも責任があるんだ。まもらなけりゃならないんだよ、バラの花との約束をね……」

参考文献:サン=テグジュペリ 『星の王子さま』(岩波書店)

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

tag : 小説

’Round Midnight

昨日(27日)読了した『非色』の登場人物、林笑子の夫、
トムの弟・シモンが南部アラバマ州からニューヨークに
出てきて、碌に仕事を探そうともせず、呑気にジャズを
口ずさんでいた場面がとても印象的で、同日、『隔週刊
ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 12』

セロニアス・モンク)、『同 13』ケニー・バレル)が
配達されてきたのも、ナイスなタイミング。ボサ・ノヴァ
つながりで、このところ、ヘヴィー・ローテーションしていた
Quincy Jones 『BIG BAND BOSSA NOVA』(1962)
のCDを替えないといけないなあ。昨夜拵えた肉じゃがの
残りを温め、『華岡青洲の妻』を読み進めながら、平成29年
(2017)に注文したきりの黒人演説集の頁も開かないと
いけませんし、現在のBGMは「’Round Midnight」一択。

テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽

tag : 黒い音小説

No-Colored

有吉佐和子『華岡青洲の妻』を読もうと思っていた矢先、
相方が母から薦められて読み終えたという『非色』を借りて、
昨夜から一気読み。再文庫化されたカバーには、アンリ・
マティス
の「ジャズ」がデザインされており、なるほどなぁ。
       ☆
 彼はペラペラと映画の題名を言ったが意味がとれずにぼんやりしている私を認めると、慌てて映画が嫌やだったらアーニー・パイルにショオを見に行ってもいい、と言い直した。東京宝塚劇場は進駐軍に接収されてからアーニー・パイルと名をかえてGIたちに慰安として豪華なショオを公演しているのであった。
       ☆
黒人兵と結婚し、米国・ニューヨークに渡った戦争花嫁
(War Bride)、林笑子が主人公。個別の人種間差別に
拘泥することなく、“差別”の在り方自体、その起源を
日常レベルの描写から立ち上がらせようとする力業で、
1964年の発表作。アフリカ系アメリカ人の公民権運動が
(かつての)ピークに達したのが1960年代半ばでした。
       ☆
二人の休日がかちあう日には留守をメアリイにまかせてハアレムの中のアポロ劇場へ出かけたことも一再でない。私たちにはようやく「人間らしい」生活が出来ていたのかもしれない。
       ☆
 私たちが住んでいるハアレムはウェストとイーストにまたがっているが、スパニッシュ・ハアレムと呼ばれるプエルトリコ人の居住区はそれより南寄りのウェストにあった。
       ☆
「アポロ劇場」と聞けば、James Brown(1933~2006)の
複数のライヴ盤が蘇ってきますし、「Spanish Harlem
(1960)は、Ben E. King(1938~2015)の最初のソロ
ヒット曲でありました。翌年(1961)、「Stand By Me」発表。
小説の終幕は唐突かもしれませんが、「私はニグロだ!」。
ぼくも自称、“アフロ・ジャパニーズ”とうそぶいたりもしますが、
どういった形でも、生き延びるのための誇りは必要ですもの。
       ☆
私は既に変質している筈なのだ。ワシントンの桜のように! 私は、ニグロだ! ハアレムの中で、どうして私だけが日本人であり得るだろう。私もニグロの一人になって、トムを力づけ、メアリイを育て、そしてサムたちの成長を見守るのでなければ、優越意識と劣等感が犇いている人間の世間を切拓いて生きることなど出来るわけがない。ああ、私は確かにニグロなのだ!

参考文献:有吉佐和子『非色』(河出文庫)

テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

tag : 小説美術黒い音

Hi Phi

2023_06_20_Tom Shannon「Hi Phi」 平成16年(2004)12月25日に竣工した「関電
 ビルディング
」(大阪市北区中之島3丁目6-
 16)入り口に設置されている Tom Shannon
 (1947~)の「Hi Phi」――面白いのに、関電
 ビルの警備がどうにも大仰で、落ち着いて鑑賞
 できないのが玉に瑕(きず)。西側に「大阪中之島
 美術館」が建つまでは今以上に目立つオブジェ
 でしたけれども。トム・シャノンの重力抵抗彫刻は
 「TED」等でも知られていましたが、彼の妻である
Catherine Matisse Monnierアンリ・マティス(1869~1954)の曽孫、かつ
マルセル・デュシャン(1887~1968)の孫と知り、軽く衝撃を受けているところ。

参考記事: sculpture | tomshannonstudio

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術英語

城北川の橋(4)

「大阪区民カレッジ」城東校のまち歩き(下見含む)で
撮影した大阪市城東区の橋と、歴史街道ウォーク
下高野街道(4)」における大阪府松原市の橋と、
いずれを先に紹介するか? 迷っていましたけれど、
7~8月は歴史街道ウォークが小休止となるため、
松原市の橋については、城北川の橋の後で掲載
予定とします。タイトルは「城北川の橋(4)」ですが、
古堤橋」等も、城北川に架かっている橋の一つ。
       ☆
城北川が寝屋川に合流する個所に
2023_05_09_南今福橋
2023_05_09_新今福中橋
2023_05_09_今福中橋
2023_05_09_今福大橋

架かった「古堤橋」(北側に近接する
城北寝屋川口水門」)の上流(北)に
位置するのが、右上画像の「南今福橋
(以下4点ともに、5月9日撮影分)です。
平成11年(1999)に架け替えられた
模様。西詰から道なりに行けば、「皇大
神宮
」に逢着するのでした。真っすぐ
北上して行くと、「新今福中橋」(昭和
48年完成)と、「今福中橋」(昭和11年)
が連続して架かっています。右上から
2点目の画像が、「新今福中橋」西詰の
北側から見上げたところで、上から3点
目が「今福中橋」西詰付近の南側です。
ご覧のとおり、天井川に近い状態で、
遊歩道は橋の下を潜っています。「新
今福中橋」など、ちょっとした “太鼓橋”
となりまして、自転車を下り、押して歩く
婦人らの姿がちらほらと目立ちました。
「新今福中橋」を西へ進めば、「三郷橋
の在ったと思われる今福交番ですから、
川筋跡に造られた道路(橋)の可能性が
高く、「今福中橋」の方はその土手沿い
の道筋でなかったかと推測しています。
さらに北(上流)へ進みますと、大阪府道
8号に架かる「今福大橋」(右下画像)
でした。東詰南側から撮影した画像に
写っていませんが、右手には鯰江東
小学校が在ります。また、府道8号の
下、Osaka Metro・長堀鶴見緑地線が
走っていますね。昭和10年(1935)に
完成したゲルバー式鋼鈑桁橋なので、
城北川(当時、城北運河)と同時期に
誕生した訳です。「今福大橋」の北に
架かるのが「大喜橋」でありました…
…これで、城北川に架かった橋のうち、
城東区は全て押さえたかな。慢心して
いたらば、旭区との境界に「菫橋」が残っていました。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag :

既成者研修

2023_06_24_富永直樹「喝采」 6月24日(土)13時から、「国立文楽劇場」にて、「文楽
 若手会
(文楽既成者研修発表会)」を聴くのでありました。
 「義経千本桜」すしやの段、「傾城恋飛脚」新口村の段、
 「釣女」で、各段の間に15分休憩有り。馴染み深い演目
 ばかりに、終始リラックス。すしやの前は豊竹芳穂太夫
 (三味線は鶴澤友之助)、後は豊竹希太夫。いがみの
 権太は吉田玉翔が遣っていました。どうしても、「内侍は
 高雄の文覚へ六代がこと頼まれよ 」で、どきどきします。
 新口村の段の前は豊竹亘太夫と鶴澤清公、後は豊竹
 靖太夫と鶴澤寛太郎。亀屋忠兵衛は桐竹勘次郎、遊女
 梅川は桐竹紋吉でしたが、親孫右衛門の吉田玉勢
 素敵。捕手小頭の豊松清之助も妙に目を引きますねえ。
「釣女」の太郎冠者を語ったのは竹本小住太夫、大名が竹本碩太夫、醜女では豊竹
咲寿太夫が出てきました。太郎冠者の主遣いの桐竹勘介は余裕綽々に見えます。
狂言が原典ということより、「西宮神社」が舞台ということに、何とも親しみを感じて
いるのですが……左上画像は、2階ロビーに展示されている富永直樹の「喝采」です。

テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽美術

異界彷徨

北区ぶらぶら 2023」第4回、「大阪くらしの今昔館見学
―古きなにわの町家・町並みを知る―
」を実施しています。
大阪市立住まい情報センター」を出発し、「摂津国分寺
と「鶴満寺」を回って、「住まい情報センター」に戻りました。
メインは「大阪くらしの今昔館」ですから、まち歩きは約40分。
微妙な屈託を抱えたまま、今昔館に続けて入り、11時半には
先に出て、参加者の退館を待つばかりとなり……既存施設の
見学が組み込まれたコースだと、常にもやもや。一部有志と
精養軒」の奥に詰め、ビールで喉を潤し、昼食を取りました。
       ☆
Hさん、Eさんと共に自主練習(?!)と言いますか、勉強会を2023_06_23_河合隆三「山根徳太郎先生像」
行います。扇町から(南森町経由で)谷町四丁目へ移動。
舎密局跡」の K.W.ハラタマ博士川合敏久・作)を
チェックした後、「大阪歴史博物館」を訪れました。常設展
のみの予定でしたが、同じ観覧料(600円)で特別企画展
異界彷徨 ―怪異・祈り・生と死―」も観ることが可能。
今昔館ほどではないにせよ、歴博もよく利用させてもらって
いますが、やっぱり、広島藩・大坂蔵屋敷や、大正15年
(1926)竣工の阪神電鉄・梅田駅の模型が宜しくてよ。
右画像は、難波宮の所在地を闡明(せんめい)した「山根
徳太郎先生像
」……制作者は、何と、河合隆三です!
10階から順に下りてきて、6階の特別展示室では、だいぶ
くたびれていた模様。菅楯彦「地こく変」も鑑賞しています。
S CAFE」でお茶にして解散。駅に向かったのが17時前。
帰宅しますと、まだ読み残していた漫画、もりもと崇 『難波
(なにわどら)異本』(エンターブレイン)を読了するのでした。

テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡建築美術漫画

大林寺

1駅も離れていないと知ったらば、今回も「松原市役所」に2023_06_21_大林寺
赴いたかもしれませんが、そうとは知らないものですから、
多紀」を出てKさんらと別れますと、高見ノ里駅から北上。
長尾街道に出て西へ折れ、「布忍橋」の前から下高野
街道
を北上。「宮橋」の右手に見える「大林寺」(大阪府
松原市北新町1-10-5)を再訪し、改めて、御朱印を
頂くのでした。布忍山「大林寺は融通念仏宗で、本尊は
阿弥陀如来なのですが、松原市指定有形文化財とされて
いる「木造十一面観音立像」(平安時代後期、手足は
後補)も拝観させていただきました。明治6年(1873)に
廃寺となった「栄興寺」の本尊が移されたものとみられ、
「栄興寺」の本堂は大阪府柏原市の「壺井寺」に移築
されたそうです。「大林寺」に引き継がれた十一面観音
立像は、ヒノキの一木造りで、像高171.5cm。宗教心が
欠如しているぼくではありますが、御朱印を頂き、端麗な
仏像と逢う機会をセッティングしてもらえるなんて、果報者。

参考記事:松原市指定有形文化財 大林寺 木造十一面観音立像

テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 仏像

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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