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★ 2023年8月に読んだ本 ★

夏になると“読書”という気がします。冬になっても読んではいるのですが、イメージ的に。
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 14』(デアゴスティーニ・
 ジャパン)……LOU DONALDSON は、ぼくとしてはジャズでないの(黒人音楽)。
『隔週刊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 15』
 (デアゴスティーニ・ジャパン)……DEXTER GORDON も聴きやすいなあ。
松本清張『岡倉天心 その内なる敵』(新潮社)……岡倉天心に興味があったという
 訳でなく、長沼守敬であったり、九鬼隆一であったり、搦め手から攻める必要が有り。
永松実『本邦初の洋食屋 自由亭と草野丈吉』(えぬ編集室)
 ……料理監修は坂本洋司。内容は、もう少し、草野丈吉に絞り込んでくれてもよい。
野坂昭如『戦争童話集』(中公文庫)……8月の読書会のテクスト。「昭和二十年、八月
 十五日」から始まる全12話。野坂の血まみれのセンチメンタリズムは嫌いじゃない。
伊藤穣一『テクノロジーが予測する未来』(SB新書)
石井元章『明治期のイタリア留学 文化受容と語学習得』(吉川弘文館)
 ……緒方洪庵の第十子・惟直長沼守敬に関する調査を続行中なのでした。
緒方惟之『医の系譜』(燃焼社)
 ……副題に「緒方家五代~洪庵・惟準・銈次郎・準一・惟之」。
『第171回=文楽公演 令和5年7・8月 国立文楽劇場』
 (独立行政法人日本芸術文化振興会)
大塚菜生『東京駅をつくった男』(くもん出版)……「日本の近代建築を切り開いた辰野
 金吾
」は面白く、高橋是清の得体の知れなさ、曽禰達蔵の立ち位置の不思議さよ。
西村京太郎『阪急電鉄殺人事件』(祥伝社文庫)
森川ミユキ『60分でわかる! NFTビジネス超入門』(技術評論社)
 ……弁護士法人GBA法律事務所Web3.0チーム[監修]。
岡本綺堂『西郷星』(光文社文庫)……「俳諧師鬼貫」、「不孝者」、「水野十郎左衛門」、
 「古田家滅亡」、「大森彦七」、「新長恨歌」、「心中の味」、「埋れ木」、「黒狐」、
 「西郷星」を所収。『半七捕物帳』については、「青空文庫」で通読したものです。
岡嶋裕史『ブロックチェーン』(講談社)
築山桂『禁書売り』(双葉文庫)……「緒方洪庵 浪華の事件帳」シリーズ第1弾。
築山桂『北前船始末』(双葉文庫)……「緒方洪庵 浪華の事件帳」シリーズ第2弾。
『第26回 文楽素浄瑠璃の会』(独立行政法人日本芸術文化振興会)
 ……「第45回 邦楽公演」。鶴澤藤蔵の三味線だけでも聴きに行く価値有り。
築山桂『星ぐるい』(幻冬舎時代小説文庫)……「天文御用十一屋」シリーズ第1弾。
築山桂『花の形見』(幻冬舎時代小説文庫)……「天文御用十一屋」シリーズ第2弾。
築山桂『烏剌奴斯の闇』(幻冬舎時代小説文庫)……「天文御用十一屋」シリーズ
 第3弾。「浪華の事件帳」が若き日の洪庵(=緒方章)をワトソン役に持って来たのが
 妙手であったとするならば、「十一屋」は橋本宗介をメインに据えたことが勝因。
編集=国立劇場営業課『第33回 上方歌舞伎会』(独立行政法人日本芸術文化
 振興会)
……「国立劇場伝統芸能伝承者養成所 歌舞伎俳優既成者研修発表会」。
西村京太郎『近鉄特急殺人事件』(新潮文庫)
 ……まさか、今の自分が、西村京太郎に感動しそうになるとは思いも寄らず。
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

CABIN

2023_08_29_プレミアホテル「CABIN」 南森町交差点の角に建つ プレミア
 ホテル
CABIN PRESIDENT
 (大阪市北区南森町1-3−19)は、
 昭文社「ニューエストS 大阪府都市
 地図
」(1990年7月発行)を見ますと、
 「東興ホテル」と記載されていて、
 懐かしいこと 限りなく……その屋上に
 掲げられたオブジェなのですが、「大阪
 天満宮
」のお膝元とあって、“梅”かな
と思う訳ですよ。ところが、実は“山吹”なのね。「待ちかねる」、「気品」といった花言葉の
イメージを重ねてみたと説明されても、狐につままれたように、釈然としないのでした。

参考記事:Premier Hotel ―CABIN―

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築樹木

アールビル

国道1号沿いを歩いていると、普段から
2023_08_29_「アールビル」本館
参考文献:村野藤吾研究会 編
『村野藤吾建築案内』(TOTO出版)

目に留まっていたはずの「アールビル
本館(大阪市北区西天満5-9-3)が
心に染みてきます。陰口を叩いたり、
黙殺したりしない 寡黙な建築が信頼に
足るのです。村野藤吾の設計(1970)。
黒御影石貼りですが、重たくは感じず。
鉄骨鉄筋コンクリート造り、地下2階 ・
地上10階で、その昔は「高橋ビル」本館
でした。道路を挟んで手前(南側)には、
富田町」の旧町名継承碑が在ります。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築史跡

阪急稲荷

今年も、「北区まち歩きガイドボランティア養成講座
第2回が開かれました。8月29日(火)10時から、大阪市
北区役所で、講師は「綱敷天神社」禰宜、白江秀知氏。
何度聴いても、アップデートしてくれているのは良いこと。
自分で確認する(=裏を取る)という地道な作業が、一番
大事なことですけれども。午後は13時30分から、スタッフ
研修を実施。「日本銀行 大阪支店旧館の見学会で、
担当者も以前より見識を上積みしていて、負けておられず。
互いに切磋琢磨して、高め合っていければよいのですよ。
       ☆
2023_08_29_「阪急うめだ本店」稲荷大明神
2023_08_29_「阪急」旧本店・基礎松杭
 適宜解散後、H さんと「阪急うめだ
 本店
」13Fへ向かいました。左下の
 画像が、昭和4年(1929)4月15日に
 創業した「阪急」旧本店基礎松杭
 でして、平成19年(2007)の解体まで
 約80年以上にわたり、約2,700本が
 地中に埋まっていたそうです。あの
 「大阪市中央公会堂」創建当初の
 基礎杭も松杭(約4,000本)でしたね。
 梅田(や中之島)の地盤が、どれだけ
 軟弱であるか。「阪急うめだ本店」の
 建て替え工事が竣工した平成24年
 (2012)10月25日には、京都の「伏見
 稲荷大社
」から、稲荷大神(=宇迦
 御魂大神
)が勧請されています。
 「阪急うめだ本店」の建つ地について、
 古くは“埋田内角田(うめだのうちかくた)
 と呼ばれた由緒も書かれていました。

テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 講座近代建築史跡

Primary

F. Gary Gray 監督の『STRAIGHT OUTTA COMPTON』
(2015)を観ていたらば、日付が変わっていて、有給休暇を
取っていたからよいものの(……東北から来る友人を案内する
話は無かったことに)、就寝時刻が不規則になるのは良いことで
ないよね。階下の解体工事の騒音をよいことに、N.W.A.
アルバムを聴き始め、音作りはともかく、Dr. Dre では話に
ならず、Ice Cube……いや、やっぱり、ストーリーの牽引役は
Eazy-E しかいなかったと再認識。Arabian Prince の件は、
えっと……閑話休題。昼過ぎから「三菱UFJ銀行」天六支店に
足を運んだ帰り、天神橋筋商店街を南森町まで往復しています。
久しぶりに居酒屋「吞助」を利用しようかとも思いましたけれど、
見送りました。収穫は、不動産ショップ「Primary」(大阪市北区
天神橋3丁目2-34)のオリジナル地図。「南森町グルメマップ」、
「CAFE MAP」、「ラーメンマップ」、「パンとケーキとスイーツの
地図」と中身も充実。「つひまぶ」で情報は得ていたのですが、
制作者には、どうも会ったことがあるような気がしてなりません。
帰宅後、長沼守敬に関する小文をまとめようとして四苦八苦。
難題から目を逸らすように、大汗をかき、部屋の掃除を始めました。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : 映画黒い音地図同人

幻聴の父

数日前には通話できなかった父の携帯電話と
つながる。背後の雑音が酷い。二女に送られて
移動中だという。明日は父の誕生日だからと、
気を利かせてもらい、自宅に帰れると言い、ここ
3週間ばかりは入院中。電話が通じなかった訳。
どこが悪いのか?と訊けば、頭が悪いと言う。
幻聴・幻覚に悩まされていたらしい。世間虚仮
――父もようやく聖徳太子の域に近付いてきた
ようだ。二女に電話口を代わろうか?と問われ、
不要と答える。父がまた“幻の息子”と話している
と、二女が眉を顰めている様子が目蓋に浮かぶ。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき

タイムロマン

前日(8/25)正午、部屋を出る際、マンション周囲が喧しい2023_05_26_大阪中央電信局跡碑
ことになっていて、郵便受けに投げ込まれていた内装解体
工事
の件が始まったのかと独り合点。工期予定は8月21
~31日だったのだけれど……「クリーンアイランド」の施工。
約1週間前、ネット・ショッピングを行った絵葉書資料館
タイムロマン」(神戸市垂水区歌敷山1-7-20)から、
商品も届いていました。絶対に折れ目が入らないように
と、厳重注意を入れていたA4サイズの絵はがき(?!)かな。
大阪ビルディング大阪中央電信局第四師団司令部
――3点の画像が印刷されています。実際のところ、「大阪
中央電信局」単体の画像が見つかればよかったのですが。
右の画像は、今年5月26日に撮影した「大阪中央電信局
跡碑
」です。銘板には、「1927-1966 山田守 作」と
記されています。建築史に詳しくない人が瞥見したらば、
パブリック・アートか何か、その類と取り違えられてしまい
そうですが、山田守(1894~1966)のことを知らないと言われると、とても哀しいから。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築

時代世話

8月25日(金)16時、「国立文楽劇場」にて開演の
第33回「上方歌舞伎会」(国立文楽劇場歌舞伎俳優
既成者研修発表会)を鑑賞しました。昨年に続いて
2回目。舞台に向かって、花道の左側の席でした。
演目は、「仮名手本忠臣蔵」五段目・山崎街道鉄砲
渡しの場
/同 二つ玉の場、六段目・与市兵衛内
勘平腹切の場
と、「釣女」。人形浄瑠璃文楽でも
慣れ親しんだ外題なので、存分にリラックスして観て
います。忠臣蔵は、人形浄瑠璃の作品を歌舞伎化した
義太夫狂言”ですけれど、斧定九郎が与市兵衛を
惨殺する場面が全然違っているのに、面喰らいます
が、すっきりとシンプル。歌舞伎の定九郎は、くどくどと
喋らないのよね。人形浄瑠璃にしろ、歌舞伎にしろ、
早野勘平は最後の確認を怠るし、不破数右衛門らが
大事なことを思い出すのは遅過ぎるし、鼻白む展開に
変わりはなく、「釣女」で笑って幕となることに感謝。
生身の俳優が主体となる歌舞伎より、太夫と三味線を
メインに据えたスタイル(人形は飾り)の方がクール、
というか、ぼくの性分には合うのだろうと思っています。

テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 演劇文楽

聖地 南山城

夕方から出勤とはいえ、シフトを空けた日中が勿体なくて、
JR天満駅を11時54分発の大和路快速に乗り込みました。
大正駅の辺りで「木津川橋梁」等を渡っており、車窓から
大浪橋」も確かめています。JR奈良駅「みどりの窓口」
では、「西日本『懐鉄(なつてつ)』入場券」(まほろば)を
入手。駅スタンプも押すと、奈良公園へ歩き出しました。
登大路地下歩道」を潜って、「奈良国立博物館」まで。
ぼくが歩き続ける限り、雨は降り出しません。Never...
       ☆
2023_08_24_「聖地 南山城」 「浄瑠璃寺」九体阿弥陀修理完成記念
 特別展となる「聖地 南山城」を鑑賞
 するのです。京都府の最南部は、京都
 (府)に違いはありませんが、交通の便
 から言って、何とももどかしい地域で、
 奈良(市)のすぐ北でありながら、いざ、
 足を運ぶとなると、あちらこちらに点在
 する名刹を回るのには、随分と苦労
 させられます。「浄瑠璃寺」以外で、
寿宝寺」や「観音寺」には昔、詣でたことがありますが、他はなかなか。九体阿弥陀は
その1と8の2体のみの出張でして、焦点が定まらず、後半は(出勤時刻も気に掛かり)
駆け足気味になったことが悔やまれます。特別展「聖地 南山城 ―奈良と京都を結ぶ
祈りの至宝―」に合わせたツアー(~9月3日)も組まれていたと知りますが、今更の
日程調整は厳しい。ポスト・カードは5枚のみ入手――「薬師如来坐像」(薬師寺)/
「阿弥陀如来坐像」(蟹満寺)、「十一面観音立像」(禅定寺)、「文殊菩薩騎獅像」
(大智寺)、「牛頭天王立像」(朱智神社)、「阿弥陀如来坐像 その1」(浄瑠璃寺)。
もう少し、ゆっくりしたかったな……「なら仏像館」を回る頃には、いつもそういう心持ち。

テーマ : 仏教・佛教
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 仏像

空シフト

今年も申し込んでいた「上方文化講座」(in 大阪公立大学)が、
例年の如く、抽選から外れてしまい……もう、一生当選する気が
しません。因みに今回の講座のテーマは、『丹波与作待夜の
こむろぶし』
『恋女房染分手綱』。3日連続でシフトも調整して
あったのに。空いた初日(22日)は映画鑑賞に赴き、夕方からは
酒房明石八天満店(千里中央店が本店だったと思います)を
利用。夜になって、DVDでB級映画を観続けて……濫読もします
が、読了した冊数と同じくらい、観ている映画の本数もそれなり(
何を観たか?等、ブログには逐一上げていませんけれど)。右下の
奥歯が折れ砕け、昼過ぎまで寝付いた今日(23日)は、夕方出勤。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : 文楽呑む映画

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たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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