高松橋
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上が青龍、下が白虎 |
近鉄・吉野線の飛鳥駅前に架かった「高松橋」
です。「豊年橋」の南(上流)に架かっています。
同じ高取川に架けられているので、橋長はそう
変わらないはずですが、「高松橋」の幅員は
かなり大きいです(特に東詰)。橋名の由来は
駅最寄りに位置する「高松塚古墳」から。同
古墳といえば、壁画であり、その中でも四神。
古代中国で四方を守護する霊獣として、東=
青龍/西=白虎/南=朱雀/北=玄武が
挙げられます。高取川は南北に流れています
から、欄干の北に玄武、南に朱雀のモチーフが
設えてありました。これはわかりやすい。そう
なりますと、橋の親柱は東詰と西詰に2本ずつ
あり、計4本。東側の親柱に青龍(左上画像)
のレリーフが各1体、西側には白虎(左下
画像)が各1体、嵌め込まれていますけれども、
現代人の“虎”のイメージとは随分懸け離れて
いますから、よっぽどの幻獣好きでないと……。
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