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hospitality

明治時代の(知識)人は、英語等を受容する前に、
基礎的な漢文の素養を持っており、欧米の概念を
理解するに当たって苦心惨憺し、新しい漢語の類を
大量に造り出しました。漢字の文字面を辿ることで、
全く異なる観念をどうにかこうにか理解しようと算段
した訳です。ところが、現代、漢文は素読できないし、
ラテン語・ギリシア語の古典語も解せず、外来語は
片仮名表記で導入する。文学・美術等は門外漢でも
構わない、使用人は片言で指示に従えばよいから
――という体たらくの語学力に貶められている惨状に、
疑問も抱けない。ラディカルに考える習慣は必要です。
       ☆
サービス」と「ホスピタリティ」。片仮名表記を眺めて、
意味など見えてきません。「service」は、ラテン語の
動詞「servio」、名詞化して「servus」(奴隷)から派生
した語となります。勤め、奉職、奉公……いわば、義務。
古くは制度上、現代であれば(「サービス業」が成立して
いるように)対価に対する労働に「サービス」が含まれ、
サービスを受ける側/与える側という主従関係が透けて
見えます。変動する金銭的な価値観に基づいた(現代の)
サービスは、ややもすれば、その関係性が紛糾しがち
ですけれども。一方で、「hospitality」は、ラテン語の
「hospes」の属格(客人、ゲスト)から派生しています。
ホストは主人役ながら、マスター&サーバントのマスター
ではなくて、ゲストと同等。客人を居心地よく過ごさせて
あげれば、自らがゲストとして招かれた場合の応対に
返ってくることが期待されましょう。一方通行の流れでは
なく、持続的な相互関係を重視する価値観が根底にある
のです。当然視され、コモディティ化しやすい「サービス」を
超える顧客体験の創出に「ホスピタリティ」は欠かせません。
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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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