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★ 2024年3月に読んだ本 ★

小林一三『逸翁自叙伝』(講談社学術文庫)……「阪急創業者・小林一三の回想」
 ですが、昨秋読んだのは “阪急電鉄” バージョン。内容的にはほぼ同一ですね。
『新発見 豊臣期大坂図屏風』(清文堂)……オーストリア・グラーツのエッゲンベルク城で
 発見された屏風。オリジナルの望楼式天守閣と「極楽橋」が描かれていると思われ。
『大阪城 史跡探訪』(大阪城天守閣)
長谷川幸延『自己流・大阪志』(昭文社出版部)
『別冊 ブルーノート・ベスト・ジャズコレクション 高音質版 映画とブルーノート』
 (デアゴスティーニ・ジャパン)……名曲ばかりとはいえ、オリジナル版とは言えない?!
黒岩重吾『心斎橋幻想』(中公文庫)……日下三蔵・編。“関西サスペンス集” と銘
 打たれていますが、どうしても、西成が舞台の方が面白いから。 「賭博の街」、
 「赤い肉は固い」、「ぜいたくなホテル」、「朝を待つ女」、「人形の足跡」、「心斎橋
 幻想」、「仙見川の夜」を所収。古代史小説に手を出したものかどうか、目下思案中。
太宰治『お伽草紙』(新潮文庫)……「盲人独笑」、「清貧譚」、「新釈諸国噺」、「竹青」、
 「お伽草紙」を所収。マイ・クラシックにして、3月の「二人の読書会」のテクストでした。
編集:東大寺教学部『東大寺の昔話し』(華厳宗大本山東大寺)
野尻抱影『日本の星』(中公文庫)……いつか、「天牛書店」で入手した「星の方言集」。
北川央『大坂城と大坂の陣 その史実・伝承』(新風書房)
『葦火 90号 (Vol.15,No.6)』(大阪市文化財協会)
『葦火 138号 (Vol.23,No.6)』(大阪市文化財協会)
『葦火 183号 (Vol.31,No.3)』(大阪市文化財協会)
『葦火 200号 (Vol.35,No.4)』(大阪市文化財協会)
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

5分の1

現在(2014)、大阪市中央区本町橋にある「マイドームおおさか」前に、幾つか建つ銅像の中に五代友厚像がある。これは戦前、隣接する大阪商工会議所に位置したもので、戦時中に金属として供出され、今建つのは二代目だ。じつは、大阪商工会議所の創設者がもと薩摩藩士の五代友厚であった。いや、そんなものではとどまらない。金銀分析所、鉱山、活版印刷所、阪堺鉄道、大阪商船、関西貿易会社、大阪製銅所などを起業あるいは手助けし、大阪株式取引所創設にも関与している。大阪商法会議所設立も五代の仕事だし、教育面においても大阪市立大(現・大阪公立大学)の前身となる大阪商業講習所を開いたりもした。すべての道はローマに通ず、という故事をもじれば、大阪近代化のすべての道は五代友厚に通ず、と言えるだろう。書き写すだけでめまいがしそうな八面六臂の活躍である。大阪に銅像一つぐらいでは間に合わない。
       ☆
橘木俊詔を読み終えて、織田作に移ろうかという矢先、
ぱらぱらと捲って、目に入ったエッセイスト・岡崎武志の
解説。テンポが良くて、わかり易いまとめ方をしてくれて
いるのですが……「幾つか建つ」というアバウトな表現に
眉をひそめていると、確かに、「マイドームおおさか」の
南に「大阪商工会議所(=大商)」は隣接していますが、
「五代友厚像」は大商の南東角に建っているので、「マイ
ドームおおさか」前に建つというより、むしろ大商の前
でしょう。「戦前」も漠然とした逃げの表現で、堂島から
現在の松屋町沿いに大商が移転して建てられたのは、
昭和43年(1968)。元の銅像の制作は長沼守敬でした。
また、「大阪商法会議所」は大商の前身なのに、「大阪
商法会議所設立も五代の仕事だし」と重ねられては、
何かしら別物として理解しているのではないか? と
懸念されてしまいます。さらに、五代友厚像は大阪市に
現在5体、在りますからねえ。反語表現のつもりかな? 
今年1月、大商を訪れた際、五代友厚はじめ大商会頭
3人の銅像は、足場を組まれ、35年ぶりに洗浄されており。

参考文献:織田作之助『五代友厚』(河出文庫)

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ジャンル : 小説・文学

tag : 小説史跡美術建築

大手前配水池

大手前配水池 (承前) 大阪市によると、「大手前配水場」の完成は
 明治26年(1893)、上水道施設としての「大手前配水
 
」は明治28年(1895)に造られたようです。近代的な
 水道としては全国で4番目、大阪では初となる配水池
 でした。「桜宮水源地」とともに造られていた「大阪城内
 配水池
」が「大手前配水池」を指していた模様。大阪市の
 水道発祥の頃から、現在も健在で、「国土地理院」の
 空中写真(平成29年4月14日)の「大阪城公園」の一部を
 トリミングしたのが左画像です。天守台の右側(東)に
 広がっている長方形の芝生の下に、コンクリート製の巨大
 貯水槽(縦30m×横60m×深さ7m)が3基埋まっており、
 有効貯水量は計3万3,700立方m。「大手前配水池」下側
 (南)に写っているのは「ミライザ大阪城」屋上でしたね。

 参考記事:大阪市 ― 水道施設の紹介

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築地図

金明上水

胃腸の回復具合を慮りつつ、大阪城関連の
資料を読み進めています。外出しなければ
ならない よんどころない事情(大阪市文化財
協会への振り込み)の他、部屋に籠もりっきり。
古写真や古文献の画像をまとめて保存すると、
ブログも書き足し。先週の復習過程で、留意点。
桜宮水源地跡地は、一時期、淀川貨物駅
淀川電車区)として利用されていたこと。また、
大阪城内配水池は、桜宮水源地と併せて廃止
された訳でなく、内部の設備は更新されながらも、
明治28年(1895)の創設以来、上水道施設・
大手前配水池」として現役であること。池に
送水し、市内に配水する「大手前配水場」は、
明治26年(1893)の完成でした。ところで、現・
大阪城の「金明水(きんめいすい)井戸屋形」は、
元々の“黄金水” が金明水と取り違えられて
しまったもので、本来の“金明水” の井戸は
どこに在ったか?というと、天守台の東側――
大阪城内配水池(=大手前配水池)という驚き。
大阪市民は金明水を飲料水にしていたのか?!

テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 地図史跡

三菱金属大阪製錬所

2024_03_08_宮内省御料局大阪製錬所本館(三菱合資)レリーフ 「OAP (大阪アメニティパーク)」の
 “彫刻の小径”を南へ抜けて、OAP
 レジデンスタワー東館の南東、淀川
 橋筋
近くに、左掲のレリーフ(3月8日
 撮影分)が設置されています。屋外で
 判読が難しかった「レリーフの由来」を
 画像補正して読み取ってみました。
        ☆
  この花崗岩のレリーフは、明治24年(1891)に発足した宮内省御料局大阪製煉(原文ママ)所本館の壁面に飾られていたもので、竪琴をアレンジした大変優美な彫刻です。
 その建物は、明治29年
(1896)三菱合資会社に引き継がれましたが、昭和12年(1937)老朽化のため、解体されました。
 レリーフは、長い年月の間に一部欠損してしまいましたが、よく明治の面影を残すため、往時の姿で配置してあります。

テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築史跡

喰い初め

ノン・カフェインのハトムギ茶と林檎ジュースを飲んでは
吐き戻すだけの休日を経て、出勤。定時までは何とか
勤め上げましたよ。「ツムラ」の「大建中湯」が欲しかった
のですが、見つからなくて、「クラシエ」の「胃苓湯」を
買い求めたのは選択ミスか……とりあえず、摂食しよう
と、「男前豆腐店」の「信吾港町」(500g)に、「高橋食品
工業」の「しそ海苔納豆」と温泉卵を載せて頂きまして、
デザートに「淡路島プレーンヨーグルト」。Back 2 basics!

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : 豆腐納豆

歯と腰

前日は雨。足元が覚束なくて、不自然な体勢で、足腰に負担。
突然の寒波の戻りで、身体は冷え切っているところ、冬場に
なってから、すべり症対策でコルセットを着用していたことから、
腰周りの筋肉や胃腸も弱っていたかと推測されます。加えて、
一日一食の生活を続け(日中は食事している余裕が無い)、
夜食で一気喰いしようというところで、右下奥の義歯がおかしく
なったため、3~4合(自炊するとそうなります)のご飯を呑み込む
ように詰めて、そのまま横になる……と、まさかの腸閉塞です。
腹部膨満が収まらず、腹痛が続き、悪夢に魘(うな)され、起床
できないのに、睡眠も取れないという状態で、30時間耐えました。
最初は腰痛だけに注意が行っていたのですが、腸閉塞の可能性
に気付いた時点で、水分を喉から流し込み(下には行きません)、
可能な限り、前夜に食した物を吐き出し続けました。相方と
美術館に行く約束をしていたのですが、諦めざるを得ません。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : つぶやき

Harbinger

牧村史陽の旧蔵写真コレクションを見ていると飽きない。
よくぞ(大阪市北区だけに限定しても)これだけの画像を
残してくれたものだと、頭がくらくらしてくる。日付やメモが
記されていない写真も多いのだけれど、昔は見えなかった
連関を捉え、現在の風物・光景にリンクできた瞬間、独り
ほくそ笑まざるを得ない。生きている時間を惜しみ、基本を
疎かにすると、第2小臼歯(右下5番)の義歯(冠)が外れ、
硬い飯を3~4合ばかり呑み込んで、すぐに横になる。次の
不幸の始まり。おまけに、「桜宮水源地」のその後を辿る。

桜宮水源地

テーマ : つぶやき
ジャンル : 日記

tag : 地図

大阪市水道発祥之地

2014_03_14_大阪市水道発祥之地 大阪市水道発祥之地
         大阪市長 中馬馨 書
 THE BIRTHPLACE OF
   OSAKA CITY WATERWORKS
 Commemorating the 70th
             Anniversary
 November 13, 1965

        ☆
 画像の右側に見える石碑に、上記の
ように記されています。「淀川橋梁」東詰の下辺りで異常接近遭遇したヌートリアに気を
取られ、紹介が遅れましたが、同日撮影分です。画像の左側、立ち木の間に「都島橋
が見えますか。「大阪市水道発祥之地」碑の表には、「大阪市水道70周年を記念
してこれを建てる
昭和40年11月13日大阪市」との和文も有り。裏面には下記。
       ☆
    大阪市水道創設施設の概要
着工       明治25年8月1日
通水       同28年11月13日
給水能力    1日51,240立方メートル
計画給水人口  610,000人
主要施設    桜宮水源地 大坂城内配水池
          送配水管  3,238キロメートル
桜宮水源地は柴島浄水場設置に伴い 大正9年12月
廃止した この付近がその跡である

       ☆
明治28年(1895)に誕生した大阪市上水道の桜宮水源地(約10万3,000平方m)は、
實地踏測 大阪市街全圖」(明治44年)を見ると、現在の「都島橋」(市電事業に
伴う架橋は大正11年)辺りから桜ノ宮駅の間にかけて、淀川(=大川)左岸に確認
することが出来ます。河川内に“取水塔”と記載された施設も見えます。画像の左側で
白い鉄柵で囲まれている部分は、煉瓦造りの枡でして、創設時の取水施設の一部が
大阪市水道通水80周年(1975)に当たって保存された物、と説明されているのです
けれども、取水塔の一部なの? それとも、取水塔から貯水地への接続部分なのかな。

テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 史跡地図

一富士食堂

今回の街歩きイベントでは、新人ガイドの独り立ちを
支援すべく、“下見の下見” を可能な限り行ってきた
次第ですけれども、その都度、目に留まったのが、
天満橋筋と霊符筋の交わる東天満南交差点の南西
角に在る「一富士食堂」(大阪市北区天満2-13
-16)の行列。町の大衆食堂然とした佇まいで、特に
目立ったディスプレイ等も出されておらず、何故に?
SNS人気に振り回されるつもりは毛頭ないとはいえ、
泉布観」一般公開を13時半過ぎに終え、同食堂の
ランチ・タイム営業が14時30分までとあれば、行かずば
なるまい。リサーチでは、必食のジューシー極まりない
出し巻き定食ですけれども、ぼく個人は
(14時を回ってもなお途切れない行列に2024_03_22_「一富士食堂」
内心焦りつつ)瓶ビールを呑み、出し巻き
と並ぶ雄、“肉吸い”とオムライスを頂き
ました。厨房に2代目店主らが控えるも、
店内を切り盛りするのが若い女子店員
だったのは意外。因みに、“肉吸い” の
元祖は難波・千日前の「千とせ」。吉本
新喜劇の花紀京が(二日酔いの折に)
注文した肉うどんの肉抜きが肉吸いで
あることは大阪人の常識?! 比較対象として、カレー・ライスの場合、ライスがあろうが
なかろうが、“カレー” であることを考えると、カレー・ライスはカレーが主でライスは従。
つまり、肉うどんは肉が主で、うどんが従。もう一歩突っ込むと、隠れた主役はだし! 
和食はだしが命……という ありふれた結論に落ち着きそうなところ、より乱暴に言うと、
インド人にとって、“カレー” という(一括りにされる複合的な)スパイス群は、日本人に
とっての“だし” と同じように、味覚のベースを成しているに留まらず、だしが濁るのを
嫌うのと違って、スパイスは個々の多様性も殺さず、共存を受け容れようとするのかな。
その点から言うと、だしと欧風カレーは(味覚の基本設計の相違故)引っ掛かるけれど、
スパイス・カレーとならば、共生可能。「一富士食堂」にカレーのメニューはありません。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

tag : カレー

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
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