金沢おでん(1)

プログラム(12)」が発動しましたよ。いえ、
“金沢おでん”の存在は、ちゃんと聞き覚えて
いたはずですが、「文学フリマ」にばかり気を
取られていたことから、現地に足を運ぶまで
すっかり記憶から抜け落ちていた格好でした。
失敗、失敗。フリマの当日、昼時に“おみちょ”
(=近江町市場)に足を運び、あらかじめ、
目をつけていた「いっぷく横丁」に入りました。
酒、海鮮(寿司)、おでん、浜焼きの複数店舗から成るフード・コートのような造りです。
☆
混雑していたので、相方やT木さんに断った上で、立ち呑みスタイル。
のど黒寿司や焼き牡蠣なども注文していましたが、
ぼくの目当ては当然、“金沢おでん”の「いっぷくや」です。
ぐつぐつと煮えるおでん鍋を覗いてみると、ぱっと見は普通のおでん。
新井由己(人は人、テクストはテクスト)の著作などを思い起こしつつ、
独特のおでん種を賞味。ばい貝は串で身を抜いて食します。
赤巻きは何のこと?と思っていたらば、要は蒲鉾でして、他にも
練り物の数は多く、金沢も海の幸が豊かな漁港だったと再認識。
「いっぷくや」オリジナルの種としては、蟹の甲羅にのど黒の身を詰めた
“のど黒面”などを頼みました。愉快な気分にさせてくれたのは、
「いっぷく横丁」に入っていた北陸の酒蔵「六角」で、
行きずりの旅人風情に親切に応対していただき、ちょっぴり感動。
「手取川」を1本空けてしまい、「加賀の月」に切り替えたのでした。
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