朝日~かご

しまい、危険な匂いがしなくなると同時に、旨い
ホルモンを出す店が少なくなったような気がします。
「近鉄アート館」での観劇前、新世界で昼呑みを企み、
串カツ・ホルモン専門「朝日」に立ち寄ったのですが、
若い店員に覇気は無いし、ホルモンのラインアップは
たれで誤魔化した感が強くて、追加注文を差し控え。
“ジャンジャン横丁”に河岸を変えました。昔の人らは
「ジャンジャン町」と呼び、「ジャンジャン横丁」という
表記は、林芙美子の『めし』が初出と Wikipedia に
書かれているけど、本当かしら? ともあれ、「焼肉
バイキング 食べ放題 1,600円」の看板に惹かれて、
「かご」に入店。店構えから、カウンターの向こうで待ち受ける大将の面構えから、
いかにも、旨そうな肉が出てきそうなんだけどなあ……提供される肉質は至って並。
しかし、肉の焼き方は筋目が良いし、講釈も間違ってはいない。ただ、やたら滅法、
駄洒落を交えてくる。放っておいたら、いつまでも話しかけてきて、止まらない。
店主のトークが店の売りなのか。「食べ放題」を謳いながら、大将の口上とともに
肉は采配されるので、「これくらいでいいだろう」と一方的に打ち切られる印象が
否めないですねえ。まぁ、一般人の食べる量としては十分なんだろうけれども、
ぼくみたいな大食漢は見た目で判断されたようで、内心、しょんぼりしてしまいます。
悪いお店ではないですよ。呑んだくれが腰を据える場所としては不適格なだけで。
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