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SHINENKAN

現在のように評価が固まるまでは、軽んじられることの多かった
伊藤若冲(1716~1800)ですが、その再評価に大きく与ったのが
米国のコレクター、ジョー・D・プライス(1929~)となります。
埋もれかけていた江戸時代の日本美術の紹介に果たした役割は
目覚ましく、明治時代のフェノロサに匹敵するくらい、「日本美術の
恩人
」ではないでしょうか。そのプライス氏のオクラハマ州に在る
若冲美術館は、若冲の別号から「心遠館」と名付けられていました。
旧「心遠館」は1996年、放火によって全焼してしまったのですけれども、
その設計者がブルース・ガフ――そこで、若冲と近代建築が不思議な
邂逅を果たします。この文脈で、その名前が出てくるか!みたいな。
       ☆
 (=ジョー・D・プライス氏)が若冲を知るようになったのは、この邸の設計者であるブルース・ガフ氏から、若冲の御物『動植綵絵』(三十幅)の画集を見せられた時に始まる。ガフ氏の師は、フランク・ロイド・ライト氏である。ライト氏は、浮世絵版画の蒐集家としても有名であるが、日本美術にも深い理解を示した人で、帝国ホテルを建てて帰国後まもない若きライト氏から、プライス氏は日本美術に対する下地を学んだという。因みに、プライス氏の兄上(=ハロルド・プライス・ジュニア氏)のお宅は、ライト氏の設計になるものである(後略)。
(千沢楨治「若冲絶讃」)

参考文献:澁澤龍彦 他『若冲』(河出文庫)
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術 近代建築

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Author:ぽか
通りすがりの夢想家。元(にして最後の)「トーヨー新報」編集人。現在は、一介の編集素浪人?



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「トーヨー新報」は、昭和33年(1958)創刊。大豆加工品(豆腐・油揚げ、納豆、豆乳、湯葉、凍り豆腐、もやし等)、こんにゃく、総菜業界をメイン購読者層に、月3回の旬刊紙「トーヨー新報」や業界関連データブック『豆腐年鑑』を発行。平成25年(2013)12月21日号、第1851号をもって終刊に至る。

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