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BATMAN NINJA

2018_06_28_ニンジャバットマン シフトが遅番だったので、朝一からいそいそと「大阪
 ステーションシティシネマ」へ足を向けたのでした。
 バットマン好きとして、『ニンジャバットマン』
 見逃せないぞ、と。早朝のため、『終わった人』や
 『空飛ぶタイヤ』を観に来ている熟年夫婦の姿が
 目立ちましたねえ……ぼくは朝から、バットマン。
 特典のA3判ポスターを貰えて、いたくご満悦です。
 レトロな色使い、キャッチコピーが味を出しています。
 監督は「神風動画」の水崎淳平。DCコミックスの
 世界観を日本アニメで表現してしまったというだけで、
 やりやがったな!と感嘆する訳ですが、中身が、ね。
 中島かずきの脚本ですもの。アメコミに媚びるでなく、
擦り寄るでなく、自家薬籠中の物としたバットマンを思う存分に引き回しています。
“忍者”ではなく、“ニンジャ”であることを言い訳に、間違った日本のイメージを
逆利用して、いくつもの限界を軽々と超えていく展開には、大笑いするしかなくて。
困ったら合体するんだ! 巨大化するんだよ! 大らかで良いではありませんか。
(嗚呼、「天元突破グレンラガン」や「キルラキル」を観返したくなります……)
キャラクター的には、マスクを脱いだバットマン(山寺宏一)=ブルース・ウェインが
淡白に感じられる半面、ジョーカーはどうしようもなく素敵です。本来、バットマンも
ジョーカーと同レベルのサイコパス。ニンジャバットマンでは、優等生過ぎる観が
強いかな。常識人のジョージ・クルーニーでは駄目、変態なマイケル・キートンで
なくっちゃ。ジョーカー以外のヴィランは、単なる合体ロボ要員と化してしまうため、
ペンギン、ポイズン・アイビー、トゥーフェイス、ガンストロークが可哀想……となる
ところ、ベインの酷い扱い(横綱仮面)で、まだましかと思い直して、救われます。
ジョーカーの顔芸、ハーレイ・クイン(釘宮理恵)とキャットウーマンのキャット・ファイト
……見所は多々あれど、尾張(=終わり)の国の城下(=ジョーカ)町を支配していた
第六天魔王・ジョーカーが、一介のファーマー(百姓)と成り果てて、「土はいい
なんぞと述懐する「まんが日本昔ばなし」チックな場面がとち狂っていて憤死。
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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 映画アニメ

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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