VENTRILOQUISM
今春、ネット上の友達(埼玉県在住)から、Bruno Mars の来日公演に
行ってきたと聞かされた際、羨ましいなぁ! と思う一方、
どうして、関西公演が組まれないのか? やはり、景気は良くないのか
などと考えながら、Meshell Ndegeocello 姐さんが、ブルーノ・マーズを
手酷くこき下ろしたことも思い出したりなどして。グラミー賞で6冠となった
『24K Magic』が、1980年代後半~90年代前半の黒人音楽の焼き直しに
過ぎないといった批判に対しては、そもそも、本人が自覚して、意識的に
作り込んだ結果。「賞は彼ら(Babyface、Jam&Lewis、Teddy Riley)に
捧げたい。彼らは僕のヒーローであり、僕の教師だ。彼らが礎を築いた。
彼らがいなければ、このアルバムは生まれなかった」と語っている時点で、
ひしひしと先達らへのリスペクトを感じる訳ですよ。Bell Biv DeVoe の
「Poison」も、ぼくは腰が砕けるくらいに
お気に入りの曲だったりしますが、「Finesse」
にOKを出します。感謝の気持ちこそあれ、
コピーだからと軽々と一蹴は出来なくてねえ。
ミシェル姐さんは1968年生まれ。自分が
若い時代に聴いて育った音楽に対して、もっと、
十分に吸収・咀嚼して、愛して、表現を深めて
くれと懇願しているだけのような気はします。
姐さん自身が、常に最前線で闘ってきた一人のミュージシャンな訳ですから。
☆
そんなミシェル姐さんのリリースした新譜
『VENTRILOQUISM』は、まさにあの時代
どんぴしゃのカヴァー集。全体に枯れた風情で
フォーキーなバンド・サウンドの中、囁くような
慰撫するような姐さんの声に、何もかも
投げ出したくなってしまいます。良いですよ。
全11曲とオリジナル演者の列挙だけでも感涙。
Full Force プロデュース曲で幕を開け、中盤でジャム&ルイスの3曲を立て続けに、
シャーデーで締め。P‐ファンクもあれば、アトランタ勢もあるし、大好物ばかりでした。
☆
Lisa Lisa & Cult Jam - I Wonder If I Take You Home
Al B. Sure! - Nite And Day
Prince and The Revolution - Sometimes It Snows In April
TLC - Waterfalls
George Clinton - Atomic Dog 2017
Ralph Tresvant - Sensitivity
Janet Jackson - Funny How Time Flies
Force M.D.'s - Tender Love
The System - Don't Disturb This Groove
Tina Turner - Private Dancer
Sade - Smooth Operator
参考記事:ミシェル・ンデゲオチェロがブルーノ・マーズを痛烈批判
行ってきたと聞かされた際、羨ましいなぁ! と思う一方、
どうして、関西公演が組まれないのか? やはり、景気は良くないのか
などと考えながら、Meshell Ndegeocello 姐さんが、ブルーノ・マーズを
手酷くこき下ろしたことも思い出したりなどして。グラミー賞で6冠となった
『24K Magic』が、1980年代後半~90年代前半の黒人音楽の焼き直しに
過ぎないといった批判に対しては、そもそも、本人が自覚して、意識的に
作り込んだ結果。「賞は彼ら(Babyface、Jam&Lewis、Teddy Riley)に
捧げたい。彼らは僕のヒーローであり、僕の教師だ。彼らが礎を築いた。
彼らがいなければ、このアルバムは生まれなかった」と語っている時点で、
ひしひしと先達らへのリスペクトを感じる訳ですよ。Bell Biv DeVoe の
「Poison」も、ぼくは腰が砕けるくらいに
お気に入りの曲だったりしますが、「Finesse」
にOKを出します。感謝の気持ちこそあれ、
コピーだからと軽々と一蹴は出来なくてねえ。
ミシェル姐さんは1968年生まれ。自分が
若い時代に聴いて育った音楽に対して、もっと、
十分に吸収・咀嚼して、愛して、表現を深めて
くれと懇願しているだけのような気はします。
姐さん自身が、常に最前線で闘ってきた一人のミュージシャンな訳ですから。
☆
そんなミシェル姐さんのリリースした新譜
『VENTRILOQUISM』は、まさにあの時代
どんぴしゃのカヴァー集。全体に枯れた風情で
フォーキーなバンド・サウンドの中、囁くような
慰撫するような姐さんの声に、何もかも
投げ出したくなってしまいます。良いですよ。
全11曲とオリジナル演者の列挙だけでも感涙。
Full Force プロデュース曲で幕を開け、中盤でジャム&ルイスの3曲を立て続けに、
シャーデーで締め。P‐ファンクもあれば、アトランタ勢もあるし、大好物ばかりでした。
☆
Lisa Lisa & Cult Jam - I Wonder If I Take You Home
Al B. Sure! - Nite And Day
Prince and The Revolution - Sometimes It Snows In April
TLC - Waterfalls
George Clinton - Atomic Dog 2017
Ralph Tresvant - Sensitivity
Janet Jackson - Funny How Time Flies
Force M.D.'s - Tender Love
The System - Don't Disturb This Groove
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参考記事:ミシェル・ンデゲオチェロがブルーノ・マーズを痛烈批判
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テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽
tag : 黒い音