大阪市道路元標

大阪市。大阪市は、北九州市を終点とする
国道2号の起点でもありますが、その国道
1号と2号の結節点がどこに在るのか? と
言えば、意外にも(現在の)ぼくの就業地
至近に在りました。大阪駅前第3ビルの
南東に「大阪市道路元標」が設置されて
います。オブジェの形状は測量に用いる錘。
元を辿れば、明治9年(1876)、「高麗橋」
東詰に建てられた「里程元標」ですけれども、旧道路法(大正8年)の制定を受け、
大正11年(1922)、中之島の大阪市庁舎前に「大阪市道路元標」を設置。
続く新道路法(昭和27年)の制定により、国道の終起点が現在の梅田新道に
定められた訳です。昭和57年(1982)の国道2号の拡幅工事に際し、道路元標が
新たに築造されているとはいえ、黒御影石の銘は昭和27年(1952)時の物です。
この道路元標の面白いところは、国道1号、2号の終起点であるだけでなく、
他に5つの国道の終起点をも兼ねている点――国道25号(四日市市→大阪市)、
国道26号(大阪市→和歌山市)、国道163号(大阪市→上野市)、国道165号
(大阪市→津市)、国道176号(宮津市→大阪市)。地味に凄いのかもしれません。
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