かしくの墓

風俗店やらホテルやら猥雑な環境に囲まれ、
ひっそりと建つ「法清寺」に足を踏み入れて
みれば、「かしくの墓」が見つかるのでした。
(画像は本年10月1日撮影分)
沢山のしゃもじがぶら下がっているのを見て、
「一心寺」本多出雲守・忠朝の墓を思い出し、
かしくの墓もやはり、似たようなもので、酒封じ。
酒癖の悪い遊女・かしくは諌める兄・吉兵衛を
酔った勢いで殺害。寛延2年(1749)3月18日に処刑。お酒さえ飲まなければ……
処刑前、かしくは身だしなみを整えるため、油揚げの油で髪の毛を梳きつけたとか。
3月18日は“かしく祭り”。境内には「酒の咎 引き受け申しそろ」と書かれた石碑も。
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