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だけなのに

11月30日(金)、「大阪ステーションシティシネマ」で
中田秀夫・監督の『スマホを落としただけなのに』を鑑賞。
映画館で観なくとも、TVで流し見る程度で十分でしょう。
(以下、ネタばれ有り)



北川景子と田中圭の演じる主人公カップルが、
阿呆らし過ぎて、馬鹿過ぎて、危機感無さ過ぎて、つらい。
スマートフォン(情報機器)の扱いが雑過ぎて、駄目でしょ。
今更感のあるクラッカーの“あるある”手口に鼻白み、
無知な小中高生に向けての啓蒙番組か、
携帯キャリアの長尺CMかを思わせる丸見えの展開に、微苦笑。
監督に感心させられた記憶が無かったので、最初から期待も
していませんでしたけれど、ちょっと、索漠とした心持ち。
批判厨でも、“批判するな厨”でもないけど、駄目なものは駄目。
自主規制か、メディア規制か、わかりませんが、
これに諸手を挙げて褒めてしまう状況だと、気持ち悪い。
唯一、期待していた成田凌の演技も、黒髪フェチという設定から
比較対象として、園子温・監督『エクステ』(2007)での
故・大杉漣を想起してしまったので、分が悪くなりましたね。
スマホの取り扱い注意をめぐる前半は、数年も経てば、笑い話かな。
後半が、スマホも何も関係なく、ミステリーの風上にも置けない与太話。
顔の無い死体 からの入れ替わり……本当に、いつの時代だよ!と。
B級ホラー、超常ミステリー、ぽんこつSF、あり得ない世界観であれ、
何であれ、作り手の熱意が感じられれば、ぼくは、まず受け容れます。
でもね、この程度でいいんじゃない?と、他人の足元を見る商売は嫌。
成田凌と同じ心性の刑事役、成田雄大(=ゴセイレッド)は好印象。
もっと掘り下げられるはずも、“勘”の一言でまとめられてしまいましたが。
ちゃらい役で、要潤(=仮面ライダーG3!)も出演していましたねえ。
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テーマ : 邦画
ジャンル : 映画

tag : 映画モバイル特撮

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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