樋口架道橋

渡り、大阪市北区に至るのですが、ちょうど
貨物線と京都線が離れていく辺り、大阪市北区
本庄西3丁目と豊崎6丁目の間に在るのが、
「樋口架道橋」です。架道橋? どう見たって
トンネルではないか?と思われるでしょうが、
確かに、トンネルでもありますね。明治10年
(1877)、京都~大阪間が開通された時に
造られており、当時の煉瓦が現在も残って
いるのでした……随分と補強されていますけれども。本庄公園の側から眺めると、
半円形のトンネルの入り口なのですが、内部で折れ曲がっています。豊崎側の
出口の方は四角くなっており、なるほど、こっち
(=JR梅田貨物線の方)は架道橋だよねえ、と

納得させられること、しきり。夜間に女の子が
独りで通る分には怖いかもしれませんが、
味があって、何とも良いロケーションです。
☆
ところで最近、架道橋に嵌まり過ぎたせいか、
“トンネル(=隧道)”のことがよく思い出せなく
なってきたので、Wikipedia で確認……
「断面の高さあるいは幅に比べて軸方向に
細長い地下空間」という定義は、直感的に理解しやすいです。
(逆に橋の場合、桁の長さを幅が上回っていると、収まりが悪いように感じます)
また、1970年のOECDトンネル会議の定義では、「計画された位置に
所定の断面寸法をもって設けられた地下構造物で、その施工法は
問わないが、仕上がり断面積が2平方メートル以上の物」とされています。
2平方メートルは何を想定しているのでしょう。人体の断面積でしょうか?
加えて、「日本トンネル技術協会」では、仕上がり断面の直径が
0.8m以上の地中の管路も、トンネルとして扱っているようです。
地中もしくは地下に在り、入り口と出口を持つ細長い空間、としましょう。
- 関連記事
-
- SEX MACHINE (2019/01/16)
- 祐三と良平 (2019/01/15)
- 樋口架道橋 (2019/01/14)
- 中津町架道橋 (2019/01/13)
- 富島神社 (2019/01/12)
スポンサーサイト
コメントの投稿
開放系
敢えて「入り口と出口を持つ」
としたところが、ぼくなりの定義です。
反対に、入り口も出口も無いトンネルを考えることが
“小説”的なるものへの出発となるでしょう。
Dig it!
としたところが、ぼくなりの定義です。
反対に、入り口も出口も無いトンネルを考えることが
“小説”的なるものへの出発となるでしょう。
Dig it!