大豆たんぱくの輸入量を読む

5月10日に開催された(社)日本植物蛋白食品協会(尾上秀俊会長)の平成23年度通常総会。その翌日の記者懇談会で、前年度の事業報告が行われている。それを踏まえつつ、財務省『貿易統計』に基づく植物性たんぱくの輸入数量を見てみよう。

『貿易統計』を調べる時に必要なのが、実行関税率表(輸入統計品目表)における5けたの統計番号だ。最新の2011年4月版によると、第2部「植物性生産品」の第11類「穀粉、加工穀物、麦芽、でんぷん、イヌリンおよび小麦グルテン」に分類される「小麦グルテン(乾燥してあるかないかを問わない)」が「110900000」。大豆たんぱくはどうなるか? 

第4部「調製食料品、飲料、アルコール、食酢、たばこおよび製造たばこ代用品」の第21類「各種の調製食料品」に「植物性たんぱく(たんぱく質の含有量が全重量の80%以上で、その成分中、植物性たんぱくの重量が最大のたんぱく質濃縮物のうち、小売用の容器入りにしたもので1個の正味重量が500グラム未満のもの)」があり、植蛋協では、たんぱく含有率80〜90%の大豆たんぱくとして取り扱っている。その統計番号は「210610221」。同様に「その他のもの」(統計番号「210610222」)は、その他の大豆たんぱくとして計上される。第6部「化学工業(類似の工業を含む)」の第35類「たんぱく系物質、変性でんぷん、膠着剤および酵素」のうち、「植物性たんぱくおよびその誘導体」の統計番号は「350400021」。植蛋協によると、これはたんぱく含有率90%以上の大豆たんぱくとして扱われる。

以上を基に、2010年の大豆たんぱくの輸入統計を表にまとめた。2010年の植物たんぱくの輸入数量は3万7,576トンだが、そのうち大豆たんぱくは2万1,169トン。たんぱく含有率80〜90%の大豆たんぱくは、米国からのみ、170トンを輸入した(前年比15.0%減)。その他の大豆たんぱくは米国などから6,327トンを輸入(前年比19.3%増)。たんぱく含有率90%以上の大豆たんぱくは、1万4,672トンを輸入(前年比3.4%減)。たんぱく含有率90%以上の大豆たんぱくについては、米国(4,684トン)よりも中国からの輸入量(9,796トン)が大きく上回っているのが目につく。

大豆201106
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