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長柄運河の歩道橋(本庄東)

2019_02_12_長柄運河の歩道橋(本庄東) 大阪市北区と淀川区の境を淀川が流れている
 のだから、北区の北側まで来れば、即、淀川
 かと言えば、必ずしもそうではないのでした。
 普通に「淀川」と呼んではいますが、歴史的に
 見た場合、現在の淀川は明治43年(1910)に
 開削された“新淀川”に当たります。その開削
 工事に際して、都島区毛馬から此花区伝法に
 至る放水路として「長柄運河」が造られました。
 運河には旧「中津川」が利用され、新淀川の
左岸に並行して設けられたのです。一時的な利用でしたから、いつまでも用がある
訳でなく、長柄運河は昭和42年(1967)に埋め立てられてしまいます。が、運河跡は
窪地(「毛馬閘門」まで行けば、“運河”感は明瞭)として残り、運河に架かっていた
歩道橋も6橋が現存しています。大正14年(1925)に完成した トラス式の歩道橋が
ぽつぽつと連続して架かっている様は、かつての長柄運河の存在を知らなければ、
トマソンか!と疑ってしまいますよ。上の画像はその1つ、本庄東に架かる物です。
       ☆
2019_02_12_上淀川橋梁 上記の歩道橋を渡っていくと、淀川の東方に
 「長柄橋」、西方に「上淀川橋梁」が眺望
 できます。この日(2月12日)は、上淀川橋梁
 (=左画像)まで足を運びました。上流の方から
 JR東海道本線(京都線)の下り線、上り線、
 貨物線が走っており、下り線(画像右上)
 プレートガーダー橋(=鈑桁橋)、上り線
 (画像左)と貨物線は複線トラスという形式。
 明治34年(1901)から使用開始されている
クーパー型トラス橋が今なお現役であることが地味に凄く、リベット結合も素敵です。
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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