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Make U Sick

 昨年末から、Parliament の最新作
 『MEDICADE FRAUD DOGG』
 聴いています。2018年頭のリリースなので、
 随分と出遅れてしまいましたが。パーラメント
 名義の公式アルバムとしては、1980年の
 『TROMBIPULATION』以来で、実に
 約40年ぶりのドロップ。Funkadelic
単独名義(33年ぶりの)最新作 『first ya gotta SHAKE THE GATE』
2014年にリリースされ――ファンカデリック(公式フル・アルバムとしての)前作
『THE ELECTRIC SPANKING OF WAR BABIES』は1981年作――、
いよいよ、P-Funk 総括期に入った印象。いえ、30~40年ぶりと言いましても、
George Clinton のソロ・アルバムもあったし、P-Funk All-Stars として
ファンクし続けてきたこともあり、現役感は数字ほどに衰えていないわねえ。
ぼく的に、1980年代以降は全部、ジョージ・クリントンがフロントマンを務める
P-ファンク・オールスターズにしか聞こえてこなくて(悪くはないんですよ)、
パーラメントとファンカデリックを両輪とした壮盛期P-ファンクとは、別趣向として
受け止めていたのですけれども……3枚組33曲という 『SHAKE THE GATE』も
旧作を収録したことで、在りし日のファンカデリックの臭いを漂わせこそすれ、
疾走感を欠き、まとまりに欠けるのは昔からといえ、雑然とした印象を否めず。
しかし、コンセプト・アルバムとして抜群の完成度を誇り、連綿とした物語を
紡ぎ上げてきたパーラメントでは、許されないだろうと危惧していた訳ですが、
どうにかこうにか、落とし所を見つけてきたかな。『DOPE DOGS』(1994)の
流れを汲むようなストーリー仕立てで、今回は“medicaid fraud”がテーマ。
低所得者向け医療保険の詐欺(米国の弱者ビジネスですね)を哄笑します。
大仰なファンク絵巻の中に社会風刺を混ぜ込んでいく手腕は自家薬籠中の物。

  

ところで、目下のぼくの悩みは、ジョージ・クリントンの4月の来日(来阪)公演。
現在77歳のGC は、今年5月でツアー活動から離れると表明しているところから、
おそらくは最後の来日公演になるでしょう。ぼく自身のスケジュールの怪しさも
さることながら、1stステージ、2ndステージ両方の席を押さえられないものか。

参考記事:ジョージ・クリントン、来年5月をもってツアー活動から引退へ
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テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽

tag : 黒い音

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
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