暁斎没後130年

こちらでよく観ています。4月26日(金)は、
「兵庫県立美術館」に赴き、「没後130年
河鍋暁斎」展を鑑賞しました。梅田から阪神・
普通電車で岩屋へ移動。「岩屋肉劇場」に
寄って、劇場丼を食した後、ゆっくり、のんびり
観て回ったせいで、県美を出ると、もう17時半
頃になっていましたけれども、暁斎の画業を
満喫することが出来ました。会期が4月6日~
5月19日の間で、河鍋暁斎の作品約200点が展示されるのですが、油断は禁物。
前期(~4月29日)と後期(4月30日~)で大規模な作品の入れ替えがあるのです。
彼の多様な作品群が4章に分けて紹介されており、幅広い画業(1章)、眼の思索
下絵からはじまるネットワーク(2章)、民衆の力(3章)、身体・精神をつむぐ幕末明治
(4章)――といった具合。小難しい理屈は抜きにして、見て、あっ!と感嘆できる絵
自体の面白さが、暁斎の魅力かとは思いますが。ぼくが一目惚れしたのは「大森
彦七鬼女と争う図」、「舞楽 蘭陵王図」、「河竹黙阿弥作『漂流奇譚西洋劇』
米国砂漠原野之図」、「元禄日本錦 み 村松三太夫高直」、「九相図」、「地獄
極楽図」……最高にして最狂なのが、「処刑場跡描絵羽織」。黒い羽織の裏地に
描かれた無残絵という趣向ですが、凄惨極まりないです。描く方も描く方だけれど、
発注する方もどうかしているだろう、と突っ込みつつ、にやけてしまうぼくなのでした。
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