Be Like George
4月27日(土)、「ビルボードライブ大阪」に足を運び、
George Clinton の来日公演を堪能してきました。
誤って1st ステージ(16:30~)の予約をしていたつもりで、
早めに会場入りしてしまったので、一旦、出直しましたけど。
余裕があれば、同日の2公演ともに鑑賞したかったのですが、
軍資金が不足していましてねぇ……ともあれ、総帥の最後の来日公演
かもしれないので、心して、19時半の2nd ステージを待っていました。
“おひとりさま”に最適のカジュアル・シートの端、バー・カウンターも
近い席を押さえてあり、テキーラ・バックで早くもご機嫌になっています。
☆
「ビルボードライブ大阪」は、じっくりと音楽を愉しむには非常に優れた
箱だと思われますが、今回はジョージ・クリントン……通常のソロ・
コンサートとは考えられず、ぶっちゃけ、P-Funk All-Stars な訳で、
どうするのかなあ? 「NPR Music Tiny Desk Concert」のような
少人数のバンド編成で臨めるのか?……などと危惧もしまして、ところが、
運営サイトで公表された来日メンバーを確認すると、優に20人を下らず。
嘘でしょ!と思いつつ、大笑い。ロック・バンドならば3~4人で侘び寂び、
渋がるのも結構でしょうが、ファンク・バンドだもの。特に、Parliament
であれば、コーラス部隊は必須。ホーン・セクションも欲しい、ダンサーも!
Funk であるとは、そういうことなのです。無茶をやり抜くことの美学。
☆
George Clinton - Musical Director, Vocals
Steve Boyd - Vocals
Gary "Mudbone" Cooper - Vocals
Michael“Clip”Payne - Vocals
Brandi Scott - Vocals
Tonysha Nelson - Vocals
Patavian Lewis - Vocals
Tairee Parks - Vocals
Tracey Lewis Clinton - Vocals, Rap
Bouvier Richardson - Rap
LuShawn Clinton Jr. - Rap
Carlos "Sir Nose" McMurray - Dancer
Daniel Bedrosian - Keyboards
Trafael Lewis - Guitar, Stage Manager
Dewayne "Blackbyrd" Mcknight - Guitar
Garrett Shider - Guitar, Vocals
Lige Curry - Bass
Bennie Cowan - Trumpet
Greg Thomas - Saxophone
Benjamin "Benzel" Cowan - Drums
☆
ぼくの知っている「ビルボードライブ大阪」では、大抵
開場から1時間ほど経って、開演ジャストというパターンなのですが、
2nd ステージ開場18時半から呑んだくれていると、いきなり19時に
Miss Velvet & The Blue Wolf のオープニング・アクト。
30分間の延長サービスを受けたようで、嬉しかったです。
ファンクと言うより、スワンプ・ロック臭が強い印象でしたが、
いろいろと雑多な物を呑み込んできてのP-ファンクですから。
☆
いよいよ、ジョージ総帥のお出ましとなって、超興奮。
ビルボードライブで、テーブル席の客が最初から総立ちになるのは
なかなか見られませんよね。往年のP-ファンクと別物と、頭では
割り切っていたつもりですが、やはり、感慨深くはなりました……。
(1993年、大阪市・上本町に在りし日の「近鉄劇場」=現「新歌舞伎座」での
狂気のコンサートがぼくの基準。前座にBootsy's New Rubber Band、
後半にP-ファンク・オールスターズが登場し、ぶっ続けで4時間オーバー)
☆
ジョージ・クリントンは1941年7月22日生まれ……ステージに上がり続けるのは
しんどいでしょ、流石に。椅子に座り込んでいるシーンが目立ってはいました。
でも、その場にいるだけでよいのです。バンド・メンバーも世代交代、孫の代まで
入れ替わっています。が、Funkadelic~パーラメントの名曲、「Super Stupid」、
「Maggot Brain」、「Give Up The Funk」が今なお、新鮮に胸を打つこと。
文楽や落語などの古典芸能(良い意味で使っています)ではないですけれども、
バンド・メンバーも、“何代目”と名乗ってもよいのではないか、などと愚考したり。
それより何より、かつてのヒット曲でなく、勘所では新曲で攻めてくる強気の姿勢が
格好良くてねえ。オープニング・ナンバーが「I'm Gon Make U Sick O'Me」。
ファンク者としては、あくまで現役をアピールしたいのか。同曲では、マッドボーンの
スムーズな声音に惑溺。さらに、 『first ya gotta SHAKE THE GATE』(2014)
からの「Ain't That Funkin' Kinda Hard On You?」の哀愁に滅多打ち。
リミックス仕様でのケンドリック・ラマーやアイス・キューブでの味わいを望むのは酷
と思いきや、グレッグ・トーマスのサックス・ソロが物凄くて、めろめろになりました。
George Clinton の来日公演を堪能してきました。
誤って1st ステージ(16:30~)の予約をしていたつもりで、
早めに会場入りしてしまったので、一旦、出直しましたけど。
余裕があれば、同日の2公演ともに鑑賞したかったのですが、
軍資金が不足していましてねぇ……ともあれ、総帥の最後の来日公演
かもしれないので、心して、19時半の2nd ステージを待っていました。
“おひとりさま”に最適のカジュアル・シートの端、バー・カウンターも
近い席を押さえてあり、テキーラ・バックで早くもご機嫌になっています。
☆
「ビルボードライブ大阪」は、じっくりと音楽を愉しむには非常に優れた
箱だと思われますが、今回はジョージ・クリントン……通常のソロ・
コンサートとは考えられず、ぶっちゃけ、P-Funk All-Stars な訳で、
どうするのかなあ? 「NPR Music Tiny Desk Concert」のような
少人数のバンド編成で臨めるのか?……などと危惧もしまして、ところが、
運営サイトで公表された来日メンバーを確認すると、優に20人を下らず。
嘘でしょ!と思いつつ、大笑い。ロック・バンドならば3~4人で侘び寂び、
渋がるのも結構でしょうが、ファンク・バンドだもの。特に、Parliament
であれば、コーラス部隊は必須。ホーン・セクションも欲しい、ダンサーも!
Funk であるとは、そういうことなのです。無茶をやり抜くことの美学。
☆
George Clinton - Musical Director, Vocals
Steve Boyd - Vocals
Gary "Mudbone" Cooper - Vocals
Michael“Clip”Payne - Vocals
Brandi Scott - Vocals
Tonysha Nelson - Vocals
Patavian Lewis - Vocals
Tairee Parks - Vocals
Tracey Lewis Clinton - Vocals, Rap
Bouvier Richardson - Rap
LuShawn Clinton Jr. - Rap
Carlos "Sir Nose" McMurray - Dancer
Daniel Bedrosian - Keyboards
Trafael Lewis - Guitar, Stage Manager
Dewayne "Blackbyrd" Mcknight - Guitar
Garrett Shider - Guitar, Vocals
Lige Curry - Bass
Bennie Cowan - Trumpet
Greg Thomas - Saxophone
Benjamin "Benzel" Cowan - Drums
☆
ぼくの知っている「ビルボードライブ大阪」では、大抵
開場から1時間ほど経って、開演ジャストというパターンなのですが、
2nd ステージ開場18時半から呑んだくれていると、いきなり19時に
Miss Velvet & The Blue Wolf のオープニング・アクト。
30分間の延長サービスを受けたようで、嬉しかったです。
ファンクと言うより、スワンプ・ロック臭が強い印象でしたが、
いろいろと雑多な物を呑み込んできてのP-ファンクですから。
☆
いよいよ、ジョージ総帥のお出ましとなって、超興奮。
ビルボードライブで、テーブル席の客が最初から総立ちになるのは
なかなか見られませんよね。往年のP-ファンクと別物と、頭では
割り切っていたつもりですが、やはり、感慨深くはなりました……。
(1993年、大阪市・上本町に在りし日の「近鉄劇場」=現「新歌舞伎座」での
狂気のコンサートがぼくの基準。前座にBootsy's New Rubber Band、
後半にP-ファンク・オールスターズが登場し、ぶっ続けで4時間オーバー)
☆
ジョージ・クリントンは1941年7月22日生まれ……ステージに上がり続けるのは
しんどいでしょ、流石に。椅子に座り込んでいるシーンが目立ってはいました。
でも、その場にいるだけでよいのです。バンド・メンバーも世代交代、孫の代まで
入れ替わっています。が、Funkadelic~パーラメントの名曲、「Super Stupid」、
「Maggot Brain」、「Give Up The Funk」が今なお、新鮮に胸を打つこと。
文楽や落語などの古典芸能(良い意味で使っています)ではないですけれども、
バンド・メンバーも、“何代目”と名乗ってもよいのではないか、などと愚考したり。
それより何より、かつてのヒット曲でなく、勘所では新曲で攻めてくる強気の姿勢が
格好良くてねえ。オープニング・ナンバーが「I'm Gon Make U Sick O'Me」。
ファンク者としては、あくまで現役をアピールしたいのか。同曲では、マッドボーンの
スムーズな声音に惑溺。さらに、 『first ya gotta SHAKE THE GATE』(2014)
からの「Ain't That Funkin' Kinda Hard On You?」の哀愁に滅多打ち。
リミックス仕様でのケンドリック・ラマーやアイス・キューブでの味わいを望むのは酷
と思いきや、グレッグ・トーマスのサックス・ソロが物凄くて、めろめろになりました。
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ジャンル : 音楽