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Morris Day & The Time

6月25日(火)、「ビルボードライブ大阪」に赴き、
Morris Day & The Time の来日公演(1st ステージ)を堪能。
モーリスは現在、何歳になったのかしら? 61歳??
全盛期と同じことしかしないのだけれど、それが良くて。
自分に与えられた役割をきっちりと果たす、
求められているキャラクターを演じ切る“大人”です。
双眼鏡で顔を覗き込めば、汗だくになっていて、
“老い”は隠せないのですが、それもまた愛しいです。
MCの受けが今一つで、翻訳者を欲しがる様も切なく、
「俺はまだクールに見えるかい?」と
強気に問いかけるダンディズムを粋に感じました。
オリジナル・メンバーは、ジェリービーンモンテ・モアのみ
(ついでながら、幇間ならぬ“鏡持ち”も代替わり)
でしたけれども、モーリスがいれば、ザ・タイムなのだな、と。
そのキャラの濃さを買って、殿下もバンドを創作したのでしょう。
つなぎのSEに、殿下の曲を効果的に使用していました。
オープニングに「1999」、「Purple Rain」、
気付け薬に「Let's Go Crazy」...etc.
D.M.S.R.」は本当は自作曲だよというアピール?
愛の哀しみNothing Compares 2 U)」から
超絶バラード「Gigolos Get Lonely Too」への流れも最強、
Get It Up」、「The Walk」、「777-9311」、
Jerk Out」、「Jungle Love」……と大ファンク大会。
ソロ曲「Fishnet」も元々、ザ・タイムの音であるから
全くの無問題。「The Bird」で締めましたかね。
いつの間にやら、ぼくも汗だくになっていましたが。
ぼくらは、まだまだ、Funk し続けていける?
       ☆
 Morris Day - Vocals
 Thomas Austin - Mirror guy
 Jellybean Johnson - Drums
 Monte Moir - Keyboards
 Ricky "Freeze" Smith - Bass
 Terrell Ruffin - Guitar
       ☆
ちょうど先頃、リリースされたばかりの殿下の新譜
『ORIGINALS』にも「Gigolos Get Lonely Too」は
収録されていたとあって、感涙ひとしおではありました。
(殿下に限らず)他ミュージシャンへの提供曲となると、
他人が歌ってこそ映える楽曲もあれば、作者本人の掘り下げ方、
解釈には及ばないという曲も出てくるのですけれども……
寂しいジゴロ」については、モーリス・デイの捏造された
軽薄なキャラが逆に作用して、(殿下の屈託とは別物の)
危うげな刹那の哀愁を描出しているようで、ずきずきさせられます。
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テーマ : Soul, R&B, Funk
ジャンル : 音楽

tag : 黒い音

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
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