嘘つき吸血鬼
ぼくは不死なる吸血鬼。
いつまでも不死身のつもりでいたよ。
(君に触れられる間合いにさえいれば)
無粋な世間の風には、知らぬ存ぜぬ
遠い目をして、やり過ごせるはずだった。
ほんの少しの間だけ、棺桶で仮眠を取ろう。
黄昏時にもなれば、涼やかな微風に乗って、
ぼくらの血族が朗らかに街路を闊歩するだろう。
ちょっとの間だけ、まどろませてもらおう
……気を緩めたつもりはなかったけれど、
棺桶ごと地底深くに埋葬されてしまったようで、
目覚めたぼくの喊声も、君の街には届かない。
いつまでも不死身のつもりでいたよ。
(君に触れられる間合いにさえいれば)
無粋な世間の風には、知らぬ存ぜぬ
遠い目をして、やり過ごせるはずだった。
ほんの少しの間だけ、棺桶で仮眠を取ろう。
黄昏時にもなれば、涼やかな微風に乗って、
ぼくらの血族が朗らかに街路を闊歩するだろう。
ちょっとの間だけ、まどろませてもらおう
……気を緩めたつもりはなかったけれど、
棺桶ごと地底深くに埋葬されてしまったようで、
目覚めたぼくの喊声も、君の街には届かない。
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