土橋萬歳
奈良県・王寺町での落語会、トリの「土橋萬歳」は良かったなあ、
伝統芸能“萬歳”の講釈だけでなく、桂文鹿さんは「土橋」の
説明も丁寧に行ってくれたので、土地勘を働かせることが出来ました。
手元の本のページをめくってみても、「大阪・難波の近くに達磨さんを
祭った鉄眼寺というお寺があります。昔、付近に新川という川があり、
そこに架かった土橋が有名でした」、「難波の土橋という名代の橋が
ございました」と、あっさりしたものですから。土橋は、旧「新歌舞伎座」
(2009年、上本町へ移転)の西側、要は“座裏”の辺に在ったようです。
他の埋め立てられた川にもよくあるように、跡地の上を阪神高速道路
(1号環状線)が走っています。ところで、「土橋萬歳」は「夏祭浪花鑑」
長町裏の段(=泥場)のパロディにもなっており、落語でも“だんまり”が
見られます。そこの型さえ、しっかりと決めてもらえれば、大満足でしょう。
参考文献:桂米朝『米朝ばなし』(講談社文庫)
桂米朝 『上方落語 桂米朝コレクション6 事件発生』(ちくま文庫)
伝統芸能“萬歳”の講釈だけでなく、桂文鹿さんは「土橋」の
説明も丁寧に行ってくれたので、土地勘を働かせることが出来ました。
手元の本のページをめくってみても、「大阪・難波の近くに達磨さんを
祭った鉄眼寺というお寺があります。昔、付近に新川という川があり、
そこに架かった土橋が有名でした」、「難波の土橋という名代の橋が
ございました」と、あっさりしたものですから。土橋は、旧「新歌舞伎座」
(2009年、上本町へ移転)の西側、要は“座裏”の辺に在ったようです。
他の埋め立てられた川にもよくあるように、跡地の上を阪神高速道路
(1号環状線)が走っています。ところで、「土橋萬歳」は「夏祭浪花鑑」
長町裏の段(=泥場)のパロディにもなっており、落語でも“だんまり”が
見られます。そこの型さえ、しっかりと決めてもらえれば、大満足でしょう。
参考文献:桂米朝『米朝ばなし』(講談社文庫)
桂米朝 『上方落語 桂米朝コレクション6 事件発生』(ちくま文庫)
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