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幻の「菊水」

習い性で、機会があれば、“食”関連の書籍を手に取っています。
三宅正弘『神戸とお好み焼き』を興味深く読み進めていまして、
一言で「お好み焼き」と言うけれども、(昔ながらの)神戸の
お好み焼きは、確かに「にくてん」と呼ばれているなあ、と。
ところで、大阪のお好み焼きを概観したくだりで、不意打ちの店名!
       ☆
 大阪の名物としてお好み焼きが定着するのは、昭和四〇年代後半からであろう。「お好み焼きは、たこ焼きと並んで庶民的な味の筆頭格。たこ焼きが神戸なら、お好み焼きは大阪の味とも言えるでしょう」と、昭和四九年の読売テレビ編『食いしんぼう』の「大阪の味」にでている。また、昭和五四年の『フードフレンド 大阪①』(こうべフードコンサルタント)では、「郷土料理と老舗」の項で、「うどんすき」や「てっちり」と並んで「お好み焼き」が取り上げられ、国鉄(JR)天満駅前「菊水」が紹介されている。
       ☆
(数十年来の)天満人としては、懐かしい店名です……。
2009年頃までは、まだ営業していたでしょうか。
お好み焼きの老舗店で、いつも行列が出来ていました。
食べ方や、ビールを呑むタイミングまで口を挟んでくる、と
友人から聞かされた店主の頑固ぶりに恐れをなして、
結局、行かずじまいでしたけれども。ただ、本当のJR天満
“駅前”に住んでいたぼくから見ると、“駅近く”であり、
所在地の住所を調べてみれば、大阪市北区天神橋4-4-10
……天満では、それなりに安くて旨くなければやっていけず、
飲食店の入れ替わりが激しくて、現在は「大阪トンテキ」です。

参考文献:三宅正弘『神戸とお好み焼き』(神戸新聞総合出版センター)
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ジャンル : グルメ

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
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