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ポー=建築文学

屋外へ出てみると、路面こそ濡れていましたが、雨は2019_10_29_「カンテ・グランデ」中津本店
やんでいました。大阪市・中津まで歩くと、「カンテ・
グランデ
中津本店へ入り、遅い昼食を取りました。
10月からメニューが変わってしまい、お気に入りだった
チャパティ・ピザやチャイ・パフェが無くなっていて残念。
10月の「二人の読書会」のテクストは、ぼくにとっても
古典中の古典、小学生の頃から何度も繰り返し、読み
耽ってきたエドガー・アラン・ポーの短編です。
なるべく新味を、と新訳を選び、新潮文庫の巽孝之・訳。
ゴシック編/ミステリ編/SF&ファンタジー編の計3冊
が出ていまして、今回はゴシック編。青木淳の説く
建築文学”観に洗脳されたつもりもないけれど、
10月のテクストに収録された6編が全て建築文学で
あったことに驚愕! 「黒猫」における地下室の漆喰壁
~煉瓦とモルタル、「赤き死の仮面」の舞踏会場となる
7つの部屋、「ライジーア」における英国の荒地の僧院
~改築された屋敷の花嫁の部屋、「落とし穴と振り子」の
変形する地下牢、「ウィリアム・ウィルソン」における
エリザベス朝風の屋敷、そして、屋敷その物が主人公
としか言いようのない「アッシャー家の崩壊」ですから。
年老いて、建築に惹かれ出したのではなく、幼年期から
ぼくの建築趣味の萌芽が用意されていたように思えます。

参考文献:ポー『黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―』(新潮文庫)
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テーマ : 読書記録
ジャンル : 小説・文学

tag : 小説建築カレー

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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