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永遠三金

2019_12_03_動楽亭 前週訪れた落語会で配布されていた
 フライヤーで知り、笑福亭たまや、
 佐ん吉
も語っていた桂三金(1971~
 2019)の訃報……11月9日、脳幹
 出血で急死されたそうです。12月3日
 (火)18時半、「動楽亭」にて緊急開催
 新作ネタ下ろしの会「できらく!」に
 足を運んできました。新世界の酒房
 「半田屋」で熱燗を引っかけた後、
会場に向かえば、予想以上の満員御礼。ニュース性ばかりか、面子も豪華だもの。
       ☆
三金の高座を聴いた記憶は無かったのですが、昔、舞台の裏方を務めていた頃、
「NHK」大阪ホールで収録された(2009年9月17日)「上方演芸ホール~漫才~」の
1コーナー「浪花花形五人衆」の1人として目にしています。他4人が桂都んぼ(=現
・米紫)、桂文鹿、笑福亭喬若、林家染弥(=現・菊丸)。司会は桂米團治でしたか。
       ☆
新作落語と言っても、桂文枝系の創作落語は、古典落語より古く感じることもあり、
一概に評価できないのですが、古典だろうが新作だろうが、何かしら新しい風景を
見せてほしいと願う者です。もっとも、緊急開催の趣旨が「彼はいつでもここにいる
Forever 三金
」であり、ゆるキャラ(?)“三金くん”も登場するなど、同調圧力は
如何ともし難く、小難しい理屈は抜きに、故人の人柄を偲ぶ会場の温かい雰囲気に
浸っていればよいものを、ぼくは、笑福亭たまが弾け切れていないことに屈託を少々
感じ、世のしがらみについて溜め息を堪えるのでした。ふと思い出したのが、たまの
師匠の福笑の逸話。“無頼派”を気取るあまり、高座に上がる直前まで酒を呑んで
いると豪語し、他方で、呑んでも落語はきちんと演るというイメージを守るため、会場
入りするまでの時間は、一心不乱にネタの稽古に励むという……ふざけているのか、
律儀なのか、よくわからない生き方で、たまにはもっと強気で押してほしいかも。
       ☆
 桂あやめ「奥野くんのコンパ大作戦」
 笑福亭たま「奥野くんのミステリー」
 旭堂南湖「奥野くんの山内一豊」
  仲入り
 桂三風「テレショップパニック」(三金バージョン)
 月亭遊方「聖なる贈り物」
  トーク(みんな+三金くん)
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テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

tag : 落語ゆるキャラ

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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