黒い10枚[2018年]
![黒い10枚[2018年]](https://blog-imgs-129.fc2.com/b/r/a/brandnewfunk/20191228101300c8e.jpg)
データも失われたことを言い訳にしたいけれど、
時間を見つけて、フィジカル盤の音楽データを
再入力。それだけでなく、リアル・タイムで聴く
という音楽の在り方が、近年、ずれてしまって
きた感が強いから。新譜よりも、旧盤・名盤を
購入する方が明らかに多くなっていてねぇ。
ともあれ、今回も1年遅れとなっていますが、
2018年の愛聴盤10枚をセレクトしてみました。
☆
1. JANELLE MONAE 『DIRTY COMPUTER』
2. ELLA MAI
3. GEORGIA ANN MULDROW 『OVERLOAD』
4. PARLIAMENT 『MEDICAID FRAUD DOGG』
5. ZAPP 『Ⅶ Roger & friends』
6. BRANDON COLEMAN 『RESISTANCE』
7. MESHELL NDEGEOCELLO 『VENTRILOQUISM』
8. THE WEEKND 『MY DEAR MELANCHOLY,』
9. SNOOP DOGG PRESENTS 『BIBLE OF LOVE』
10. PRINCE 『PIANO & A MICROPHONE 1983』
☆
デビュー当初から推し続けてきたジャネール・モネイは、
殿下の遺志を継ぐ者であり、何より“自由”を大切にする
戦士です。今回は従来のコンセプトから逸脱した観はあるも、
その分、1曲1曲、粒立った印象。カラフルな玩具箱のような
中でも、殿下トリビュートな「Make Me Feel」が最高。
2.は「Boo'd Up」だけで、もう十分。エラ・メイのような新人が
出てくるから、懐古老人にはなり切れないのよねぇ、と。
一方、懐古厨で文句あるのか!と開き直りたくなる、大ベテランの
4.と5.……パーラメント、いや、George Clinton は妖怪だから、
時代なんかどうでもいいのです。もうツアーはしない(出来ない)
と宣言していますが、後1枚、ソロ名義のアルバムが欲しい。
Funkadelic の最新作(2014)よりパーラメント最新作の方が
好みだったかな。どちらも、曲数を絞り込んでくれてよいけれど。
ザップはロジャーがいなくても、ザップらしさを残そうとする
健気さが嬉しい。ゲスト頼りと言われようが、冒頭3曲で良し。
年末28日(土)、「ビルボードライブ大阪」でのザップのライブは
行きたかったのですが、諸般の事情で、参加できませんでした。
ブランドン・コールマンやミシェル姐さんのライヴも良かったなぁ
と思い出します。3.のジョージア・アン・マルドロウは、
『Seeds』(2012)からのファンで、隙の無い作品に痺れます。
一言で言うと、一般受けしていない Erykah Badu でしょうか。
ザ・ウィークエンドは悪くなかったし、好きな路線だったのに、
凄く昔に聴いたような感覚……一瞬にして消費されてしまったのか、
怖く感じます。スヌープ・ドッグのゴスペル・アルバムは、まだまだ
聴き込む必要有り。殿下の未発表音源(1983)に心ときめくのは当然
だけれど、狭いファン向けのリリースに見えなくもなく、先行きを懸念。
あと、Keith Sweat も健在で、『PLAYING FOR KEEPS』を発表。
Charles Bradley の『BLACK VELVET』も2018年のリリースでしたか。
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