江川三郎八
1月14日(火)、「グランフロント大阪」南館タワーA12階の
「LIXILギャラリー」へ赴きました。時折、建築関連でも
注目必至の展示が行われるので、重宝しているのです。
今回の「“江川式”擬洋風建築」は、2月18日までの開催。
サブ・タイトルが「江川三郎八がつくった岡山・福島の風景」。
江川三郎八(1860~1939)は会津藩(現・福島県会津若松市)
出身の建築技師で、宮大工として修行した後、福島と岡山の
両県にて、“江川式建築”と称される大型木造建築を手掛けました。
元・宮大工とあって、1間(=6尺)を基本とする設計思想ながらも、
橋梁工事を担当していた経歴から、トラス構造を援用してきます。
外部の意匠には、マンサード屋根やハーフティンバー風が目立ち、
近代日本の風景をつくり上げた洋風建築に、ほっこりさせられます。
年譜を眺めていると、一時期、伊東忠太にも学んでいた模様。
「遷喬尋常小学校本館」(岡山県真庭市)の撮り下ろし写真や古写真、
「旭東尋常小学校附属幼稚園舎」(岡山市)の構造模型などは
いつまでも見飽きることがなくて……嗚呼、岡山に行きたくなりましたよ。
「LIXILギャラリー」へ赴きました。時折、建築関連でも
注目必至の展示が行われるので、重宝しているのです。
今回の「“江川式”擬洋風建築」は、2月18日までの開催。
サブ・タイトルが「江川三郎八がつくった岡山・福島の風景」。
江川三郎八(1860~1939)は会津藩(現・福島県会津若松市)
出身の建築技師で、宮大工として修行した後、福島と岡山の
両県にて、“江川式建築”と称される大型木造建築を手掛けました。
元・宮大工とあって、1間(=6尺)を基本とする設計思想ながらも、
橋梁工事を担当していた経歴から、トラス構造を援用してきます。
外部の意匠には、マンサード屋根やハーフティンバー風が目立ち、
近代日本の風景をつくり上げた洋風建築に、ほっこりさせられます。
年譜を眺めていると、一時期、伊東忠太にも学んでいた模様。
「遷喬尋常小学校本館」(岡山県真庭市)の撮り下ろし写真や古写真、
「旭東尋常小学校附属幼稚園舎」(岡山市)の構造模型などは
いつまでも見飽きることがなくて……嗚呼、岡山に行きたくなりましたよ。
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