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つばきひめ

Osaka Metro・長堀鶴見緑地線の鶴見緑地駅で下車2020_04_22_河合隆三「つばきひめ」
すると、駅前広場にぽつんと立っている石像は、今ならば
はっきり断言できる。河合隆三(1935~)の作品だ、と。
昔から見ていたはずなのだけれど、思い出すのはいつも
後から。かつて、背後の石の壁には水が流れ、池の
中央に佇む少女像だったけれど、涸れ果てている。乾き
切っている。平成2年(1990)3月20日、鶴見緑地駅の
開業に合わせて制作された模様。同駅の位置する
大阪市鶴見区の花が椿なので、作品名も「つばきひめ
(決して、“少女椿”ではない)。椿姫の載る台座を含め、
計3個の台座があり、共に河合の作品。台座が花を
(かたど)っているのは常套として、他の2個には何故、
姫(=椿)が不在なのか? よく見ると、椿姫は2つの
花を抱きかかえている。椿姫自身が花であれば、計3つ
となり、台座との数が揃う。それとも……台座の形を
注視しよう。他の2個は開いた花の形。であれば、椿姫は
まだなのである。蕾ながらも、姫はさらに2つの花を
懐胎している……すなわち、椿姫は幼くして“”ですらある。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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