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芥川賞は納豆1万個?

納豆201103_11945年から1995年までの戦後50年を通して、モノの値段の変化を見るに便利な週刊朝日編『戦後値段史年表』(朝日文庫)から、納豆の値段を抜き出してみた。「トーヨー新報」本紙では毎月、都市別4品目(納豆を含む)の小売価格を掲載しているが、月単位、年単位でなく、戦後という大きなスパンで見直すのも面白い。

納豆のの価格は、東京および東京周辺の小売標準価格。1948年は16匁(60グラム入り)、1950年以降は100グラム程度のものを1個とした値段である。

納豆だけの変遷を見ても代わり映えしないので、文学賞の芥川龍之介賞、直木三十五賞の賞金も併せて掲げた(下表)。

統計的な妥当性はともかくとして、芥川賞・直木賞の賞金は、その時々の納豆の1万倍が目安になりそうだ。ついでに2010年下半期の芥川賞は、中卒・高齢フリーターという経歴が(一部で)話題になった西村賢太らが受賞している。

納豆201103_2

参考文献:週刊朝日編『戦後値段史年表』(朝日文庫)
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ジャンル : 学問・文化・芸術

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たまに「考える人」、歴史探偵。
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