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恋と忠義

1月12日(火)は14時30分から、「国立文楽劇場」で2021_01_12_国立文楽劇場_1
初春文楽公演」第2部を鑑賞。演目は「碁太平記
白石噺
」浅草雷門の段/新吉原揚屋の段と、
義経千本桜」道行初音旅でした。「碁太平記白石噺」
新吉原揚屋の段は、第404回「公演記録鑑賞会
見聞きしていたので、流れがすんなりと理解できます。
浅草雷門の段は、楽しいチャリ場。竹本南都太夫の
現代風にアレンジした口上がおかしくて、吹き出して
しまいました。豆蔵どじょうを遣っていたのは、吉田
勘市。どじょうが地蔵尊に化けるのは無理があるだろう
と思いつつ、誑(たぶら)かされる悪者勘九郎の人形が
ぼくの好きな吉田玉勢さん。お笑いではないけれど、
演者自身が笑ってはいけないと考えている立場から見て、
玉勢の生真面目な姿勢は好感度が高まる一方。その昔、
新造を遣っていた吉田和生が、今では、傾城宮城野です。
(なお、妹おのぶは、吉田文昇の代役で、吉田簑紫郎)
       ☆
2021_01_12_国立文楽劇場_2 “道行初音旅”は一昨年の「UMEDA BUNRAKU」でも
 体験済み。並木千柳、三好松洛、二代竹田出雲の合作
 でして、今回の初春公演では、いわゆる「三大道行」の
 うち、妹背山婦女庭訓」道行恋苧環と合わせて、2つを
 鑑賞できるのでした。最初にちょっとだけ、源九郎狐が
 登場します。静御前は吉田一輔、狐忠信は吉田玉助。
 忠信は竹本織太夫が語るのか……と嘆じるよりも、
 文化功労者として顕彰された三味線の鶴澤清治
 メインですから。清治の孫弟子まで含めて、一門(鶴澤
 清志郎/清馗/友之助/清公/清允)総出の演奏が
 華やかで、心が浮き立ちました。“見取り”だからこそ、
 本公演の3部はいずれも名場面ばかりで、あっと言う間。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽仏像

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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