水路閣
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浄瑠璃を聴きに京都へ行く。割り切ればよい
だけのものを、せっかくだからと詰め込む
スケジュール。JR京都駅に間近い京都市
下水道局本庁舎を訪ね、マンホールカード
を入手。さらに、別デザインのカードを求めて、
蹴上の「琵琶湖疏水記念館」を目指すの
でした。岡崎まで近場ではあるし、開演時刻
まで間もあるし……ところが、蹴上は、橋やら
近代建築やらの宝庫でもありまして、嬉しい
悲鳴を上げたくなります。本当に困りました。
琵琶湖疏水を琵琶湖(大津)から鴨川まで
踏破したくなって、うずうず。とは言うものの、
まずは、「南禅寺 水路閣」でしょう。何度
観ても、惚れ惚れします。明治21年(1888)、
疏水分線に水を通すために造られた高架
水道橋。田邉朔郎(1861~1944)の設計で
全長93.17m、幅4.06m。赤煉瓦のアーチが
無数のドラマを連想させてくれます。アーチ橋
というだけでなく、橋脚自体にもアーチ構造を
採用している点が、物語の増幅作用を高めて
いるように思われ。橋脚にアーチが穿たれた
かのようで……「ローマ水道(橋)」のアーチは
サイズを違えながらも、同一方向にしか眺め
られなかった記憶がありますしね。因みに、
水路閣の煉瓦は“イギリス積み”と確認済み。
上部の疏水の流れも味わい深かったです。
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