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山科花見の段

2021_03_30_JR山科駅_地下道_1 たまたま、蹴上周辺で琵琶湖疏水の関連設備を
 いくつか見物した折、疏水沿いに京都市の近代化遺産が
 多々愉しめることを知り、遺構や橋をチェックがてら、
 お花見でもしようかと、3月30日(火)、JR京都線で
 山科駅へ向かうのです。琵琶湖疏水とは、明治23年
 (1890)、水位差を利用して、琵琶湖の水を京都市に
 引いた人工水路の呼称。取水口である滋賀県大津市の
 三保ヶ関をスタートして、疏水第1トンネル洞門までが
 大津運河。“小関越え”の後、藤尾地区を経て(滋賀
 県から京都府内の)山科疏水と呼ばれる区域へ入る
 のでした。JR山科駅は、東海道本線と湖西線が乗り
 入れており、乗り換え可能な京都市営地下鉄や京阪
電車の駅も同名。本来は、京都駅から西がJR
京都線ですから、正確には“琵琶湖線”でしょう2021_03_30_JR山科駅_地下道_2
が、大阪人の感覚からすれば京都線。改札口が
南側にしかなくて、駅前ロータリーの中央には、
枝垂れ桜が咲いていました。山科疏水(琵琶湖
疏水の一部)の在る北側には、(半)地下道…
…を抜けて行かなければなりません。南側は
地平面ですが、北側は階段を上がる構造です。
駅南側の環境が小綺麗に再開発されている中、
レトロな佇まいが、逆に際立って、インパクト有り。
開業時の物件であれば、大正10年(1921)8月1日生まれ。
ところで、山科疏水を知るまで、ぼくにとっての山科は
仮名手本忠臣蔵山科閑居の段のイメージだったのね。

参考文献:『琵琶湖疏水の歴史散策』(近代京都の礎を観る会)
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
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