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蛸鷺鴫蛤虎

2021_04_06_国立文楽劇場 前日に造幣局から「桜の通り抜け」中止の
 知らせが、はがきで届いていて、中止ならば
 中止と早期に決定していてくれれば、無駄な
 チケットの予約をせずに済んだのにと恨み節。
 4月6日(火)の「四月文楽公演」では、元々、
 第1部だけ鑑賞の予定が、第2部までぶっ続け
 というハードなスケジュールを組まねばならず、
 ペース配分を気にしながら、Osaka Metro・
 堺筋線に乗って、日本橋を目指すのでした。
       ☆
11時に「国立文楽劇場」で開演となる第1部は、
花競(はなくらべ)四季寿」万才/海女/関寺小町/鷺娘。
いわゆる、景事(けいごと)ですけれど、ぼくの好きな
吉田玉勢は才蔵を遣っていました。鷺娘は豊松清十郎。
海女に蛸が絡むのは、北斎の猥雑さがあって面白し。
景事の後に、「恋女房染分手綱」道中双六の段/
重の井子別れの段。近松門左衛門 『丹波与作
待夜のこむろぶし』
の増補改作の十段目に該当します。
ツレの豊竹咲寿太夫から切の豊竹咲太夫につながれて
いました。乳人・重の井を遣っていたのが吉田和生
第1部が閉幕すると、外へ出て、「マイティ・ルゥ」でランチ。
       ☆
14時から第2部が開演し、演目は「国性爺(こくせんや)合戦
平戸浜伝いより唐土船の段/千里が竹虎狩りの段/
楼門の段/甘輝館の段/紅流しより獅子が城の段。
近松の時代物を観るのは初めてです。原作を2度ほど、
読みまして、予習はばっちり。鴫と蛤(はまぐり)の闘う場面は
笑います。ただ、和藤内が浜辺で女房・小むつの心底を
見届ける遣り取りはあっさりカットされているが故、2人とも
ややこしい人柄にしか見えず(長丁場で説明されても、
不自然ではあるので、難しい場面ではありますが)。
転換時、幕が引っ掛かってしまい、ぼくまで冷や冷や。
表舞台ばかりでなく、裏方の目線になってしまう性分です。
       ☆
フライヤーにも採用されていたように、「国性爺合戦」の
見せ場(スペクタクル)は、千里が竹の虎と思われ、
通常見慣れない虎の着ぐるみの登場には、特撮気分で
わくわくしました。虎が勢い余って、床の竹本三輪太夫に
襲いかかる演出も有り。楼門では、吉田簑助が錦祥女を
遣っていたのですが、下手の端の席(3列1番)だったため、
ちらりと一瞬垣間見えただけ……座席指定に失敗しました。
ともあれ、錦祥女と、継母に当たる老一官妻の自害を受け、
大将軍“延平王 国性爺 鄭成功”が誕生して、幕切れ。
       ☆
密にならないよう、化粧室へ並ぶ際、ソーシャル・ディスタンスを
保つための立ち位置を示した養生テープの色が桜色……と
見ていたのですが、「鷺娘」の衣裳の(とき)だったのかも
しれませんね。17時半頃に「国立文楽劇場」を出ますと、
はつせ」(大阪市中央区難波千日前11-25)の個室に上がり、
お好み焼きのコースを頂きました。ラスト・オーダーの早いこと。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽呑む

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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