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揚州八怪

2021_07_20_大阪市立美術館 7月20日(火)、「大阪市立美術館」の特別展
 「揚州八怪」を観に出掛けました。“揚州八怪”
 とは、中国の清朝18世紀、揚州を舞台に活躍
 した書画家8人を指しますが、後世の批評家が
 恣意的にセレクトしたものですから、一般的な
 金農鄭燮(ていしょう)黄慎(こうしん)李鱓
 (りぜん)
李方膺(りほうよう)汪士慎高翔羅聘
 (らへい)――の他、高鳳翰(こうほうかん)陳撰
 華嵒(かがん)辺寿民楊法閔貞(びんてい)
李葂(りべん)が加えられ、15人も名が挙がります。大阪市立美術館では、昭和44年
(1969)にも揚州派を紹介しており、今回は52年ぶりの開催。惜しむらくは、「上海
博物館」から来日予定だった作品が、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、
画像での紹介に留まったこと。中国書画について無知を極める ぼくですから、新鮮な
気持ちで73件の作品に当たりましたよ。無心に眺めても、高鳳翰の指頭画や、金農の
漆書に歓喜。印刷や文字デザインに興味を持つ人ならば、俄然、食い付きますよね。
揚州は当時、塩業を中心に豪商が台頭し、いわば、近代化の幕開け。伝統的な水墨画
と異なるのは、客筋の違い。自らの作品を商品として取り扱うことに抵抗を覚えなかった
市場社会の申し子と言えるでしょう。因みに揚州、古くは、鑑真の出身地でもあります。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 美術

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たまに「考える人」、歴史探偵。
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