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友安製作所Cafe&Bar阿倍野

2021_09_07_友安製作所_Cafe&Bar_1
2021_09_07_友安製作所_Cafe&Bar_2
 ネーミングライツのパートナー企業であること
 から、「阿倍野歩道橋」の通称名が「友安
 製作所Cafe 阿倍野歩道橋
」となっている
 件については、先週、紹介していましたね。
 となると、「友安製作所Cafe」って何よ? 
 興味が湧いてきまして、下調べしていれば、
 近代建築絡みで、いずれ足を運ぼうと企図
 していた物件と同一でありました。インテリア・
 エクステリア・DIY商材を販売している「友安
 製作所
」(本社:大阪府八尾市)が、2017年
 12月10日にオープンしたカフェ・バーとなる
 模様。“インテリアとDIYとカフェの融合”が
 コンセプトで、東京・浅草橋に続いて2店舗目
 ですが、「友安製作所Cafe&Bar阿倍野
 (大阪市阿倍野区阿倍野筋2丁目3-8)の
 特長は、近代建築のリノベーションであること。
 元は、昭和41年(1966)竣工の「村野・森
 建築事務所
」――そう、村野藤吾(1891~
 1984)の設計です。行かねばなりますまい。
       ☆
夕方からの落語会まで、十分に時間がありましたから、2021_09_07_友安製作所_Cafe&Bar_3
半世紀前に成った名建築を堪能しましょ。ランチ・タイムは
終わっていましたが、ハンバーガーはオーダー可能。
10分程度の待ち時間で済みました。1Fがカフェ、B1Fが
ワークショップ・スペース、2Fがショップ、3Fがレンタル・
スペース。坪庭やテラス(中庭)が空間を広く見せます。
しかし、いつも思うのですが、高く積まれたハンバーガー、
どうやって食べようか、迷いますよねえ。幸い、同店では
フォークやナイフも用意されていました。期間限定のかき氷
(ライチとヨーグルト)、フレンチ・トーストや珈琲も賞味。
ただ、緊急事態措置下の営業では、(トークに夢中の客の
神経を逆撫でして)店内をうろうろと歩き回る訳にもいかず。
       ☆
2021_09_07_友安製作所_Cafe&Bar_4 B1Fや3Fは無理として、2Fは覗きに上がりたかったなあ。
 中2Fや2Fへ上がる階段が狭くて、逆に、上がって探索
 したい気をそそるという……建物の内外に施されている
 アール面や、一瞬虚を突かれる凹凸など、嗚呼、村野
 藤吾だな、と記憶に染み込ませながら、閉じているようで
 開かれている、硬いようで軟らかい、暗いようで(意外に)
 明るい在り方が面白くって、居心地も良かったです。建築
 物は、観て凄いかどうかより、そこに身を置いて気持ち
 良いか悪いかが大事ですもの。外壁を覆う素材は煉瓦、
 ブロック……?! 目に優しい中間色ですけれども、至近
 距離で確認すると、スクラッチタイルらしく見えて。結構、
 いろいろな所で、村野藤吾の建築に触れてきています。

参考記事:友安製作所カフェのコンセプト
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テーマ : 建築
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 近代建築おやつ

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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