友安製作所Cafe&Bar阿倍野
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から、「阿倍野歩道橋」の通称名が「友安
製作所Cafe 阿倍野歩道橋」となっている
件については、先週、紹介していましたね。
となると、「友安製作所Cafe」って何よ?
興味が湧いてきまして、下調べしていれば、
近代建築絡みで、いずれ足を運ぼうと企図
していた物件と同一でありました。インテリア・
エクステリア・DIY商材を販売している「友安
製作所」(本社:大阪府八尾市)が、2017年
12月10日にオープンしたカフェ・バーとなる
模様。“インテリアとDIYとカフェの融合”が
コンセプトで、東京・浅草橋に続いて2店舗目
ですが、「友安製作所Cafe&Bar阿倍野」
(大阪市阿倍野区阿倍野筋2丁目3-8)の
特長は、近代建築のリノベーションであること。
元は、昭和41年(1966)竣工の「村野・森
建築事務所」――そう、村野藤吾(1891~
1984)の設計です。行かねばなりますまい。
☆
夕方からの落語会まで、十分に時間がありましたから、

半世紀前に成った名建築を堪能しましょ。ランチ・タイムは
終わっていましたが、ハンバーガーはオーダー可能。
10分程度の待ち時間で済みました。1Fがカフェ、B1Fが
ワークショップ・スペース、2Fがショップ、3Fがレンタル・
スペース。坪庭やテラス(中庭)が空間を広く見せます。
しかし、いつも思うのですが、高く積まれたハンバーガー、
どうやって食べようか、迷いますよねえ。幸い、同店では
フォークやナイフも用意されていました。期間限定のかき氷
(ライチとヨーグルト)、フレンチ・トーストや珈琲も賞味。
ただ、緊急事態措置下の営業では、(トークに夢中の客の
神経を逆撫でして)店内をうろうろと歩き回る訳にもいかず。
☆

中2Fや2Fへ上がる階段が狭くて、逆に、上がって探索
したい気をそそるという……建物の内外に施されている
アール面や、一瞬虚を突かれる凹凸など、嗚呼、村野
藤吾だな、と記憶に染み込ませながら、閉じているようで
開かれている、硬いようで軟らかい、暗いようで(意外に)
明るい在り方が面白くって、居心地も良かったです。建築
物は、観て凄いかどうかより、そこに身を置いて気持ち
良いか悪いかが大事ですもの。外壁を覆う素材は煉瓦、
ブロック……?! 目に優しい中間色ですけれども、至近
距離で確認すると、スクラッチタイルらしく見えて。結構、
いろいろな所で、村野藤吾の建築に触れてきています。
参考記事:友安製作所カフェのコンセプト
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