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筋塀(定規筋)

右上画像は、1月18日に撮影した「太融寺」の2022_01_18_太融寺_東門
東門。令和元年(2019)に建立された八角堂も
見えています。今回のポイントは(築地)塀です。
横に延びている水平線は“定規筋”と呼ばれ、
御所や門跡寺院などに使われ、定規筋の入った
土塀は「筋塀」といいます。定規筋の本数は最高
5本……「源融公之旧蹟」故に5本線なのかな。
厳密な規定は無いので、良識が求められます。
試しに、天満東寺町の東端「専念寺」から
天神橋筋商店街の間で、ざっと見たところ、「九品寺」が2本、
寳珠院」が4(~5)本、「栗東寺」が5本、「天徳寺」が3本、
善導寺」が5本――でした。ただ、「天徳寺」と「善導寺」以外の塀の水平線は
定規筋と言うより、単なる意匠にしか見えず。「天徳寺」の開基は毛利元康
(毛利元就の八男)といわれています。「善導寺」は重源開基の「渡辺道場」を
発端とする云々より、文禄元年(1592)の開山後、第4世・實誉文貞上人と尊光
法親王
(第108代・後水尾天皇の第12皇子)との縁から、“永代好身寺院”と
しての許状を受けたことを理由に5本線を入れているのかもしれません。しかし、
仏教本来の平等観から考えても、線の数=格式と直結しないのは、何を今さら。
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テーマ : 史跡
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 建築

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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