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プレミアム渡海屋

e+Streaming+)」での「文楽プレミアムシアター」第4回(再配信)は、
義経千本桜渡海屋・大物浦の段――となります。口惜しくも、2年前に
流れてしまった演目ですねえ。おそらく、「鬼鳥庵」で鑑賞した映像と同一。
ディテールは抜け落ちていますし、来月の公演では二段目と四段目の一部が
上演されるので、全体像を復習する機会でもあります。「菅原伝授手習鑑」で
決して菅丞相が実質上のメインを張らないように、「義経千本桜」も同じ構造で、
渡海屋・大物浦の段の主人公は渡海屋銀平(実は中納言知盛)です。口は
豊竹松香太夫と鶴澤浅造(五代)、中は豊竹咲太夫鶴澤清介、竹本津太夫
(四代)と竹澤團七でしたが、実際に顔を見てわかるのは半数。女房おりう
(実は典侍局)を遣う吉田文雀、平知盛の吉田玉男初代)は別格の存在感。
初代・玉男は本当に気持ち良さそうに人形を遣っています。クレジットをすぐに
確認できなかったのですが、亀井六郎の吉田簑太郎(現・桐竹勘十郎)、駿河
次郎の吉田玉女(現・吉田玉男)が並び立つ場面では、思わず声が出そうに
なりました。入江丹蔵を遣う豊松清之助(現・豊松清十郎)も凛々しかったです。
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
フードビジネス・コンサルタント
(自称)。
好きな言葉は「ごちそうさま」。

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