忠信合邦
「4月文楽公演」はまだ、第3部しか鑑賞できておらず、
第1部、第2部を聴きに「国立文楽劇場」にお出掛けです。
第1部は11時開演。幕開き三番叟が聞こえてくる中、
エスカレーターを昇っていきました。「義経千本桜」
伏見稲荷の段/道行初音旅/河連法眼館の段のうち、
初音旅と法眼館は、先月の「フェニーチェ文楽」でも
楽しんだばかり。二段目「伏見稲荷」が加わることにより、
狐忠信の登場シーンからストーリーを追うことが出来ます。
「道行初音旅」の生鑑賞は4回目。静御前は竹本錣太夫、
狐忠信は竹本織太夫。法眼館の中は豊竹呂勢太夫に
野澤錦糸、切が豊竹咲太夫に鶴澤燕三でした。今回も
桐竹勘十郎師匠は宙乗りを行いまして、華やかで良いなあ。
☆
第1部の終演が13時40分頃で、第2部の開演が14時15分。
「マイティ・ルゥ」(大阪市中央区高津3丁目2−20)へ赴くと、
看板などが若干変わっていました。レンズ豆とほうれん草の
カレーを頂き、珈琲を飲んで、劇場へ駆け戻れば、開演まで
数分という状況でしたが、心を静めて、開幕を待つのです。
☆
第2部は「摂州合邦辻」万代池の段/合邦住家の段――。
咲太夫に加え、竹本呂太夫、錣太夫、千歳太夫が“切り語り”
となりましたが、次は竹本三輪太夫なのかな?などと思いつつ、
豊竹咲寿太夫に耳を引き付けられています。合邦住家の段は
前が豊竹呂勢太夫と鶴澤清治、切が豊竹呂太夫と鶴澤清介
と、何とも贅沢な気分になります。玉手御前を遣うのは吉田和生。
切(=合邦庵室の段)については、昨年末、同じ呂太夫と清介
による素浄瑠璃を聴いていましたから、感慨ひとしお。呂太夫の
語りを受けて、「オイヤイ」の辺りに来ますと、客席から拍手が
沸き起こっていました。しかしながら、4月公演を通して振り返れば、
合邦と玉手御前、景清と糸滝……父と娘(親と子)の情(と義)という
テーマに絞り込まれている感が強く、見取りではあれ、総花式の
演目に終わらせぬよう、何かと企図していることは伝わってきます。
第1部、第2部を聴きに「国立文楽劇場」にお出掛けです。
第1部は11時開演。幕開き三番叟が聞こえてくる中、
エスカレーターを昇っていきました。「義経千本桜」
伏見稲荷の段/道行初音旅/河連法眼館の段のうち、
初音旅と法眼館は、先月の「フェニーチェ文楽」でも
楽しんだばかり。二段目「伏見稲荷」が加わることにより、
狐忠信の登場シーンからストーリーを追うことが出来ます。
「道行初音旅」の生鑑賞は4回目。静御前は竹本錣太夫、
狐忠信は竹本織太夫。法眼館の中は豊竹呂勢太夫に
野澤錦糸、切が豊竹咲太夫に鶴澤燕三でした。今回も
桐竹勘十郎師匠は宙乗りを行いまして、華やかで良いなあ。
☆
第1部の終演が13時40分頃で、第2部の開演が14時15分。
「マイティ・ルゥ」(大阪市中央区高津3丁目2−20)へ赴くと、
看板などが若干変わっていました。レンズ豆とほうれん草の
カレーを頂き、珈琲を飲んで、劇場へ駆け戻れば、開演まで
数分という状況でしたが、心を静めて、開幕を待つのです。
☆
第2部は「摂州合邦辻」万代池の段/合邦住家の段――。
咲太夫に加え、竹本呂太夫、錣太夫、千歳太夫が“切り語り”
となりましたが、次は竹本三輪太夫なのかな?などと思いつつ、
豊竹咲寿太夫に耳を引き付けられています。合邦住家の段は
前が豊竹呂勢太夫と鶴澤清治、切が豊竹呂太夫と鶴澤清介
と、何とも贅沢な気分になります。玉手御前を遣うのは吉田和生。
切(=合邦庵室の段)については、昨年末、同じ呂太夫と清介
による素浄瑠璃を聴いていましたから、感慨ひとしお。呂太夫の
語りを受けて、「オイヤイ」の辺りに来ますと、客席から拍手が
沸き起こっていました。しかしながら、4月公演を通して振り返れば、
合邦と玉手御前、景清と糸滝……父と娘(親と子)の情(と義)という
テーマに絞り込まれている感が強く、見取りではあれ、総花式の
演目に終わらせぬよう、何かと企図していることは伝わってきます。
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