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桑山薬

 「オヽいとしや。生まれて一夜も母が肌を放さぬもの。晩からは父親と寝ねしやゝ。二人の子供が朝ぶさ前忘れず、必ず桑山(くわやま)飲ませてくだされ。ナウ悲しや。」
       ☆
『心中天網島』にて、舅・五左衛門に連れ去られる
おさんが、別れる2人の子供に言い残した言葉です。
朝ぶさ」は「朝目を覚ました時、子供が食べる菓子類
(女性語)らしいですが、まだ、想像がつきました。
しかし、「桑山」って、何? 調べないとわかりません。
大坂天王寺口縄坂上の珊瑚寺より売り出した小児薬。
豊臣時代桑山法印が朝鮮より持ち帰った薬法による
もので、万能薬とされた
」そうです。ふむ。四天王寺
界隈を散策する折、「珊瑚寺」も見かけている訳ですが、
桑山法印(重晴)のことは、全く、意識したことがなく。

参考文献:『近松門左衛門集』(新潮社)
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テーマ : 伝統芸能
ジャンル : 学問・文化・芸術

tag : 文楽

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歌わない詩人、喰えない物書き。
たまに「考える人」、歴史探偵。
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好きな言葉は「ごちそうさま」。

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