西国三十三所(02)

市役所前からマリーナシティ行きの南海バスに乗ると、
“西国三十三所観音巡礼”の第二番札所、「紀三井山
金剛宝寺」(和歌山市紀三井寺1201)――「金剛宝寺」
より、「紀三井寺」の方が通りが良いですよね。地上から
231段の“結縁厄除坂”を歩いて上りました。「紀三井寺」
という名称は、紀伊国の3つの井戸(清浄水/楊柳水/
吉祥水)を有する寺から来ています……現在の寺地から
少し離れた“吉祥水”までは、足を運べていませんが。
宝亀元年(770)、唐僧・為光上人によって開基。階段を
上った後、一望の下にする“和歌の浦”は確かに絶景。
御詠歌は「ふるさとを はるばるここに紀三井寺 花の
都も近くなるらん 」。左の画像は、仏師・松本明慶に
よる「大千手十一面観世音菩薩立像」で、木造立像と
しては日本最大(12m)といわれています。しかし、秘仏
本尊「十一面観世音菩薩立像」と秘龕仏「千手観世音菩薩立像」は仕方ないにせよ、
本堂地下「大願洞」に安置されていたはずの日本最大の陶製観音像「救世観音」
(片山静観・作)を見損ねたのはつらいなあ。さらに、10月7日~12月11日の期間、
ケーブル開通記念で重文仏像特別公開も行われる予定……図録で我慢します。
本堂で御朱印を頂き、納札には「本腰を入れる」と記し。多宝塔は下から眺めただけ、
護国院御殿には回らず。「紀三井寺」に限らず、初見のみでは何もわからないし、その
1回分だけのネタにしても消化し切れていない現状。樹木や橋については、ぼちぼち。
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