手紙を読む女

と17世紀オランダ絵画展」に足を運びました。会場は
天王寺公園内の「大阪市立美術館」。いつもの感覚で
出掛けたのですが、その日は「秋分の日」=祝日――
土・日・祝日が予約優先制となることを失念していまして、
美術館前まで来たところで、びっしりと並んだ行列に愕然と
させられました。30分以上は待ちましたか。やれやれ。
晴天でなくて、助かりました。館内でも、倦んざりする人の
群れ。「ドレスデン国立古典絵画館」の17世紀オランダ
絵画といいましても、小品が多く、展示位置から離れての
単眼鏡頼りです。大規模な修復プロジェクトによって、従来
上塗りで壁の下に隠されてきたキューピッドの画中画が
復元され、本来の姿となった「窓辺で手紙を読む女」が
(所蔵館以外では)世界初公開というセールス・ポイント。
良く言えば、一点豪華主義?! フェルメールに罪は無いの
ですけれども、絵画を鑑賞する雰囲気は台無しでした。グッズの販売売り場の行列にも
辟易させられ、市立美術館のショップに逃げ出し、過去の特別展の図録などを買い漁り
ました。ぼくの心の慰めは、平生と変わらぬ「花崗岩仏立像」(左上画像)の姿。なお、
「大阪市立美術館」は9月26日(月)から2025年春(予定)までの間、大規模改修
工事につき、休館。人ごみから目を背け、天井のシャンデリアの撮影に勤しみますよ。
- 関連記事
-
- 第10回 文学フリマ大阪 (2022/09/25)
- くろしお (2022/09/24)
- 手紙を読む女 (2022/09/23)
- 十四階農園 (2022/09/22)
- 西国三十三所(03) (2022/09/21)
スポンサーサイト
テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術