大阪の日本画:前期
「大阪中之島美術館」に出掛け、開館1周年記念特別展
「大阪の日本画」(前期:1月21日~2月26日)を鑑賞しました。
西洋近代絵画には馴染んでいるのに、日本画、しかも “大阪”
と冠されると、戸惑ってしまうのかもしれません。今夏の「岡本
太郎」展が嘘のように、ひっそり閑。うっかり、休館日だったか?
不安を覚えるほどの人気の無さで、「SHIPʼS CAT (Muse)」
周辺にすら、人影が見えませんでした。冷たい風が、びゅうびゅう
吹きまくっていましたし……となれば、じっくりと絵に向き合えます。
あちらこちらで目にしてきた作品たちとの再会も楽しく、日本画に
親しむには良い機会です。50名超による150点以上の絵が展覧
されていますが、通期展示は半分あるかないか。是非とも、後期
(2月28日~4月2日)にも、足を運ばなければなりません。北野
恒富は“画壇の悪魔派”時代が好物なのですけれど、「観音」も
嫌いではありません。「風」は当日の天候に合っていましたね。
「紅葉狩」(6曲1双)に、人形浄瑠璃文楽等の演目が思い出され。
恒富門下の小林柯白「道頓堀の夜」は以前からのお気に入り。
中村貞以「失題」も面白くてよ。菅楯彦や生田花朝については、
純粋に“絵”としてより、風俗画、歴史画として眺めてしまいがち。
どうも苦手意識。花朝はどうしても「天満天神繁昌亭」の緞帳が
思い浮かぶし。とはいえ、楯彦の「浪華三大橋緞帳」や「阪都
四つ橋」だと、橋好きには見逃せず。矢野橋村「那智奉拝」は
第一番札所。森琴石の文人画や船場派の画に続々と当てられ、
ぐったりしそうなところで、懐かしや、木谷千種「浄瑠璃船」、
島成園「祭りのよそおい」にぐっと来る、と。吉岡美枝「ホタル」
も可愛く……前々日(1月22日)に引き続き、「丸喜酒店」を利用。
「大阪の日本画」(前期:1月21日~2月26日)を鑑賞しました。
西洋近代絵画には馴染んでいるのに、日本画、しかも “大阪”
と冠されると、戸惑ってしまうのかもしれません。今夏の「岡本
太郎」展が嘘のように、ひっそり閑。うっかり、休館日だったか?
不安を覚えるほどの人気の無さで、「SHIPʼS CAT (Muse)」
周辺にすら、人影が見えませんでした。冷たい風が、びゅうびゅう
吹きまくっていましたし……となれば、じっくりと絵に向き合えます。
あちらこちらで目にしてきた作品たちとの再会も楽しく、日本画に
親しむには良い機会です。50名超による150点以上の絵が展覧
されていますが、通期展示は半分あるかないか。是非とも、後期
(2月28日~4月2日)にも、足を運ばなければなりません。北野
恒富は“画壇の悪魔派”時代が好物なのですけれど、「観音」も
嫌いではありません。「風」は当日の天候に合っていましたね。
「紅葉狩」(6曲1双)に、人形浄瑠璃文楽等の演目が思い出され。
恒富門下の小林柯白「道頓堀の夜」は以前からのお気に入り。
中村貞以「失題」も面白くてよ。菅楯彦や生田花朝については、
純粋に“絵”としてより、風俗画、歴史画として眺めてしまいがち。
どうも苦手意識。花朝はどうしても「天満天神繁昌亭」の緞帳が
思い浮かぶし。とはいえ、楯彦の「浪華三大橋緞帳」や「阪都
四つ橋」だと、橋好きには見逃せず。矢野橋村「那智奉拝」は
第一番札所。森琴石の文人画や船場派の画に続々と当てられ、
ぐったりしそうなところで、懐かしや、木谷千種「浄瑠璃船」、
島成園「祭りのよそおい」にぐっと来る、と。吉岡美枝「ホタル」
も可愛く……前々日(1月22日)に引き続き、「丸喜酒店」を利用。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術