足守の馬頭観音

正覚壇」に移り、順路を進んで行きますと、本尊の裏側。
なで仏(釈迦涅槃仏)の他、槇尾大黒天、槇尾弁財天
等の七福神、槇尾不動尊、弘法大師空海、伝教大師
最澄、元三大師……諸仏像が所狭しと並び立っていて、
圧倒され、頭がくらくらしてきます。これが “いずみの
国のパワースポット(=感動仏の世界)” だったか。
とどめには、「第一正覚壇」に控えている “日本唯一
ここだけ 足守の馬頭観音”。花山法皇(=第65代・
花山天皇)も施福寺への山道で難儀されたようですが、
馬の嘶(いなな)きに助けられ、馬頭観音の加護とされて
います。“馬”は生命力を意味し、生命力の元は足で
あるとして、足腰を守る馬頭観音――足の裏を見せて
いる馬頭観音像としては、日本で唯一。通常の馬が
登るには極めて困難な山中、嘶いたのは馬頭観音か。
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