お米とお豆腐

「お米とお豆腐」を鑑賞に出掛ける。
(前日の電話で、当日券が残っていることも確認済み)
きちんとした形で、狂言に触れるのは初めて。
ちょっとばかし、緊張している。
会場は大阪市北区西の大阪能楽会館。
周辺には、入場者らしき人々がちらほら。
……やはり、年配の方、着物客も多いなぁ。
同会館は能楽専用のホールで、総桧造りの本舞台。
白州が舞台を囲み、ちゃんと橋懸りも設置。
まだ正月公演となるため、橋懸りから本舞台にかけての
梁には注連縄が飾られていた。あぁ、おめでたい。

(あ、若干1名が勾欄を跨いで登場したか!)
狂言師2人、落語家と落語作家(脚本家?)で計4人。
狂言の茂山千五郎家の家訓が「お豆腐狂言」
――広く愛される、飽きのこない、そして味わい深い。
そんなお豆腐に、“お米”として加わるのが故・米朝一門。
「お米とお豆腐」は落語と狂言のコラボレーションな訳。
落語は桂文之助「餅屋問答」、狂言は「仏師」。
田舎者を茂山七五三、すっぱを茂山あきらが演じる。
最後に、小佐田定雄・脚本の“落言”「神くらべ」。
落語の中に狂言が乱入し、フュージョンしてしまう趣向。
……う~ん。初体験の狂言は、往年のドリフでした!
高尚な古典芸能といったイメージをとことん裏切って、
ひたすらにべた。さっくりと、面白かったのです。会場を笑顔で出られる、っていいよね。
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こんにゃく問答
文之助さんの「餅屋問答」は上方での演題。
これが江戸落語だと、「こんにゃく問答」となるんですねぇ。
(当ブログ「こんにゃく問答」参照)
これが江戸落語だと、「こんにゃく問答」となるんですねぇ。
(当ブログ「こんにゃく問答」参照)
No title
> 会場を笑顔で出られる、っていいよね。
ほんとです(^_^)
ほんとです(^_^)