Berggruen

国立ベルクグリューン美術館展」の鑑賞に赴きました。
お隣の「大阪中之島美術館」の勢いに呑まれて、影が
薄くなるものかと、気を吐いたような展示企画。ハインツ・
ベルクグリューン(1914~2017)のコレクションを母体
とする美術館から精選された97点の作品等、計108点で
構成されており、日本初公開が76点。パブロ・ピカソ
(35点が日本初公開)をメインに据え、パウル・クレー、
アンリ・マティス、アルベルト・ジャコメッティ といった
ビッグ・ネームが脇を固めていました。その中に、ポール
・セザンヌ や ジョルジュ・ブラック も交じっているので、
堪りません。写真撮影OKな作品が多かったため、絵を
観るより、画像撮影に熱中する観客も目立っていました。
左画像はパウル・クレー「子どもの遊び」。照明の加減や
額用ガラスの写り込みがあるので、図録には及ばないし、
図録は図録で印刷物の再現度の問題があるから、生で鑑賞するに越したことはない
と、言わずもがな。ぼくはブラックの「女のトルソ」、「静物」、「パイプのある静物」に
満足。ピカソの凄さに当てられるので、ほっとさせられるところもあるのですね、たぶん。
また、小品が多いクレーの場合、本当はちょっとずつ、じっくり味わいたいの。勿体ない。
お洒落なマティスは、婦女子の人気の高さを再確認し……ジャコメッティは通常稼働
(どこに行っても、どこで観ようと、ジャコメッティ。褒め言葉ですよ)。購入したポスト・
カードは、ピカソの「帽子の男/ジョルジュ・ブラックの肖像」、「本を読む女」、
「闘牛士と裸婦」、「男と女」、マティスの「室内、エトルタ」等。会期は5月21日まで。
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テーマ : 美術館・博物館 展示めぐり。
ジャンル : 学問・文化・芸術
tag : 美術