よなおし地蔵

「了徳院(浦江聖天)」に来てようやく、
まだ咲き残っていた野田藤と巡り合え、
本当に良かったです。他のスポットの
藤棚が壊滅状態でしたからねえ。左
画像(4月18日撮影分)は、「了徳院」
の「よなおし地蔵」等ですよ。左隣の
「まおさま」は最近ありがちなファンシー
地蔵で、右隣「くりんさま」は道祖神に
よくある男根タイプかな?! 軽くスルーして、センターの「よなおし地蔵」解説文を注視。
勝手にアナーキーな内容を期待してみたのですけれど、何が“世直し”なのか、一切
触れられていません。ただ、享保3年(1718)は“お蔭参り”流行の年として知られ、
後年(1867)の“ええじゃないか”につながる民衆運動の匂いが感じられましょうか。
因みに、発見された昭和62年(1987)と言えば、4月1日、日本国有鉄道が解散し、
JRが事業を継承。それから、5月3日、「赤報隊事件」が起きていました……。
☆
昭和六十二年春、大阪梅田西、元国鉄貨物操作場跡地
都市計画再開発工事着手の砌、深さ二米の地中より
一七一八年(享保三年)製作建立のお地蔵様が
御出現 御発光になられました。関係者一同、
不思議の御縁仏に歓喜し、如意山了徳院へ奉祀す。
「よなおし地蔵」と御命名 不思議の霊験有り。
みなさん いろいろのお願いをもってお参りしましょう。
御真言 おん・かかかび・さんま・えいそわか
如意山 山主 敬白
- 関連記事
-
- 猫の細道 (2023/05/01)
- 駒川の橋(2) (2023/04/30)
- よなおし地蔵 (2023/04/29)
- 赤報隊の下影 (2023/04/28)
- ライブラリ (2023/04/27)
スポンサーサイト
tag : 仏像